最近、本が読めなくなった…そんなあなたへ。47秒から始める“没入読書”
最近、本を読めなくなってしまった
本の内容が頭に入ってこない
読んだのに内容を覚えていない
これらの悩みには「集中」が関係しています。
スマホが手放せない現代。
電話、メール、SNS、メッセンジャーアプリ、ソーシャルゲームなど、通知が鳴り止まないことも多いのではないでしょうか?
スマホによって集中力が奪われ、私たちはいつしか通知に身を委ねる状態になっています。
「もう一度、本をしっかり読みたい……」
そんなあなたにオススメの1冊があります。
『没入読書』
著者:渡邊康弘
出版:サンマーク出版
「没入読書」とは、自動的に集中状態になる読書のことです。
没入読書には、こんなメリットがあります。
【没入読書のメリット】
圧倒的な集中力を手に入れる
未知の世界を体感できる
思考力が研ぎ澄まされる
心が驚くほど軽くなる
コミュニケーション能力が上がる
収入が上がる
次々と革新的なアイデアが生まれる
読書習慣を身につけ、読書が楽しいと思えるようになる方法が学べる1冊です。
深く、本の世界にのめり込みましょう。
▶こんな人にオススメ
昔は本を読んでいたが、最近読めなくなった人
集中力を取り戻したい人
本を最後まで読めない人
読書習慣を身につけたい人
一方で、こんな人にはオススメしません。
これまで全く本を読んでこなかった人
活字に対して強い抵抗がある人
▶本書の構成
本書は4章で構成されています。
1章 集中できない時代の「没入読書」
2章 没入して読むための7つの方法
3章 究極の没入読書「レゾナンスリーディング」
4章 本に人生を全振りしたら起きたこと
著者が様々な読書法を研究してたどり着いたのが3つのポイント。
やる気や意志力を使わない
意識的に集中しようとしない
本を読むことに価値があると体に思い込ませる
これを実践したのが「没入読書」です。
科学的根拠に基づいた実践的な内容を学ぶことができる本です。
▶著者について
渡邊康弘(わたなべ・やすひろ)
年間3000冊以上読破する読書家。
ベンチャー企業の立ち上げなどを経験した後に独立。
最新の脳科学・行動経済学・認知心理学をもとにした独自の読書法「レゾナンスリーディング」を生み出し、現在は読書文化を広げる活動を行っています。
【主な著書】
▶47秒読めばいい
昔は本が読めたのに、最近読めなくなった…。
そう感じる方は多いかもしれません。
現代では「スマホ」が手放せず、ひっきりなしに通知が来ます。
その通知が「集中」を途切れさせてしまいます。
アメリカのカリフォルニア大学の研究によると、
人がコンピュータ1画面に集中している時間は、
2004年:150秒
2012年:75秒
2016〜2021年:47秒
と、どんどん短くなっているそうです。
もしかしたら現在はもっと短くなっているかもしれません。
本書では「まずこの47秒で読書しなさい」と提案しています。
「いや…そんなの無理でしょ」と感じるかもしれません。
しかし、著者の考える読書とは「心に響く一文に出会えるかどうか」です。
最近の本はとても工夫されており、太字や色を使って重要な1文が強調されているものが多いです。本をパラパラめくるだけでも「心に響く一文」を見つけることは不可能ではないです。
まずは、本との関わりを増やすことが大切なのです。
▶本を読んでいた過去がある人には効果絶大
いままで全く本を読んでこなかった人が本書を読んで「本を読もう」となるかと言われると、少し難しいかもしれません。
というのも、
没入読書をしたい!と思ってもらうためには「1章」でその効果を理解してもらう必要があるからです。もし、本や活字に抵抗がある場合、この1章すら読んでくれない可能性が高いのです。
そんなあなたのために、冒頭でも書いた「没入読書の効果」をもう一度まとめておきます。
【没入読書のメリット】
圧倒的な集中力を手に入れる
未知の世界を体感できる
思考力が研ぎ澄まされる
心が驚くほど軽くなる
コミュニケーション能力が上がる
収入が上がる
次々と革新的なアイデアが生まれる
このメリットにピンっときたら、ぜひ本書を手にとってほしいです。
▶目標・目的の効果
本書を読み進めていくと、各章ごとに「目標・目的」という言葉がよく登場することに気づきました。
読書をするうえで、この「目標・目的」はとても重要です。
目標・目的を持つことで、「読み方」が変わります。
例えば、今回私は出版社様より本書をご恵贈いただきました。
その場合、「多くの人に手にとってもらう」「読む前と読んだ後のミスマッチを減らす」ーーそんな紹介ができるようにする目的があります。
その目的をもって読むと、
この本の伝えたいことは?
どんな人に読んでほしいか?
書評で書いておきたいポイントは?
自分の経験とマッチすることは?
欠点はあるか?
こういったことを考えながら読むことができます。
これは何が違うかというと、「アウトプットの質」が断然変わるのです。
何となく読んでいると、いざ書評を書く時に“出戻り”が多く発生します。
つまり、「読んだ内容を覚えていない」ということです。
これは、読書に“没入”できていない証拠。
目的を立ててから読むと、引用部分や著者プロフィールなどは確認のために読み返しますが、読み終わった後に一気に書評を書くことができます。
本書を読むことで、「読書への集中」について答え合わせができた印象です。
まとめ
『没入読書』は、現代社会で失われつつある「読書の集中力」を取り戻すための実践的な1冊です。
スマホの普及によって、私たちの集中力はどんどん削られています。
「本を読もうとしても、すぐにスマホを触ってしまう」「読んでも内容が頭に入らない」ーーそんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
本書では、そんな状況から抜け出し、もう一度読書を楽しめるようになるための方法を詳しく解説しています。
ポイントは、「47秒の読書を始める」こと。
たった47秒でも本を開けば、「心に響く一文」に出会える可能性があります。まずは読書のハードルを下げ、本との関わりを増やすことが大切なのです。
また、著者が提唱する「レゾナンスリーディング」によって、意識的に集中しなくても自然と読書に没入できる方法が学べます。
「やる気や意志力に頼らない」「本を読むことに価値があると体に思い込ませる」といったアプローチが、読書の習慣化をサポートしてくれます。
本を読むことができなくなったと感じている人、もう一度読書に没入したい人には、特におすすめの一冊です。
この本をきっかけに、スマホから奪われた集中力を取り戻し、「本の世界に没入する感覚」を思い出してみませんか?
謝辞
本書は『ツナグ図書館』の活動を通じて、出版社のサンマーク出版様よりご恵贈いただきました。
この場を借りて感謝いたします。
誠にありがとうございました。
ツナグ図書館とは?
最後までご覧いただきありがとうございます!
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