ぼすきー

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Renoted by 狐兎猫。
Renoted by じっくりコトコト
じっくりコトコト
@adukimonburan
「幽霊賛歌」#1

夏は嫌いだ。
蝉は五月蠅く鳴いていて、日差しは肌を突き刺すように暑い。
外に出れば蚊に刺されるどころか、奴らは家の中まで出没して貪欲にも私の白い肌を狙ってくる。
冷凍庫の引き出しを開けて中を覗くと、私は苦虫をかみつぶしたような顔をする。
アイスが切れている…買い出しに行かなければ。
チラっと時計を見ると、針は深夜三時を指している。
…こんな時間なら、知り合いと道でばったり遭遇することもないか。
そう思い、埃の被ったクローゼットからぶかぶかのパーカーを取り出して、フードを深く被る。
私の名前は結月ゆかり。
絶賛不登校中の高校2年生だ。
まぁ、今は夏休みなのでそんなに関係ないかもしれないけど。
玄関の扉の取っ手に手をかけ、誰もいない部屋に行ってきますと声をかける。
上京して私立に入ったというのに、不登校になって親の金をドブに捨てている。
こんなのでは親に顔向けできないな、と思いながらコンビニまでの道中を歩く。
河川沿いを歩いていると、草むらに座り込んで空を見上げている私と同じくらいの年であろう、白い髪の少女を見つける。
同じ学校の人間かもしれないと、少し早足でその場を通り過ぎる。
…帰りにはいなくなっているといいけどな
コンビニでアイスとエナドリを買って店に出ると、私はふと思い立って空を見上げる。
暗闇にはぽつんと月が浮かんでいるだけで、星は一つも見当たらない。
やはり、東京は星が見えないな。
そう思って帰り道をとぼとぼと歩いていく。
河川沿いにはやはり、まだ空を見上げている少女がいた。
月しかない空を見上げて、何が楽しいのだろうか。
そう思いながら足を早めようとすると、その少女は突然後ろを振り向いてこちらを見る。
私がビクッとして足を止めると、彼女は立ち上がってこちらに近づいてくる。
まずい、早く行かないと。
そう思いまたフードを深く被りなおして歩き出そうとすると、目の前まで来ていた彼女がこちらの顔を覗き込んでくる。
彼女は引き込まれるような澄んだ青い瞳に、人形のように整った顔だちをしていた。
しばらくの間、静寂が続く。
「え、えーと。何か用、ですか?」
絞り出すように声を出して私がそう尋ねると、彼女はえっと短く声をあげ、目を見開いてこちらを凝視する。
いや、驚いたのはこっちなんだが…
「あなた…私が見えるんですか?」
ずいぶんと気味が悪いことを言う。
「よかったぁ。てっきり私、このままずっと誰にも気づかれないまま成仏するのかと」
まるで自分が、幽霊であるかのような物言いだ
「ねぇ、名前なんて言うんですか?私、紲星あかりって言います。」
幽霊なんて非科学的だ。存在するはずがない。
紲星あかりは硬直する私を見て、不思議そうな顔をしたあと、何かひらめいたように口を開く。
「あ、そういえば言っていませんでしたね。」
彼女は手を顔に近づけて、手の甲をこちらにしてぶらんとさせる、いわゆる幽霊のポーズをとって…
「私、幽霊なんです。うらめしやー。」
夏の暑さにやられて、私はおかしくなってしまったのかもしれない。

自分を幽霊だと自称する変質者に遭遇したとき、人間はいったいどんな行動をとるのだろうか。
まぁまずそんな状況に出くわすことなんて、十生に一回あるかどうかだろうが…
私は、全力でその場から逃走することを選択した。
「あ、ちょ、ちょっとまって!」
不審者が何か叫んでいるが、そんなことは気にしない。
滑り込むように家に飛び込んだ私は急いで鍵を閉め、肩で息をしながら玄関の扉を背に床に座り込む。
一体なんなんだあの不審者は。
警察に通報しておくべきか…?
「へぇー、ここがお家なんですね!」
…不審者の声が聞こえてきて、私は恐る恐る上を向く。
そこには、扉に突き刺さる生首があった。
「うわぁぁぁぁ!」
叫んで床を這って遠ざかろうとすると、壁に思い切り頭をぶつけて、思わず頭を抑える。
「お邪魔しまーす」
壁をすり抜けて侵入してきた不審者に、私は言葉を失う。
「ひどくないですか?いきなり逃げ出すなんて。それに、化け物を見たように悲鳴を上げて…」
壁を…すり抜けた?
え、どういうこと?
あ、なんだっけ。トンネル効果とか言う、人が壁をすり抜ける現象があった気がする。
きっとそう、そうに違いない。
とりあえず、ここから出て行ってもらわなければ…
そう思い、手を伸ばすと、私の手は彼女の体をすり抜ける。
「ちょっと、話聞いてるんですか?」
聞いているわけがない、こっちは混乱しているのだ。
…少し、現実が受け入れられない。
あ、なんか意識が遠のいて…
パニックで思考回路がオーバーフローした私は、その場に倒れこんで気絶する。
「え、ちょっとまって、気絶!?まずいまずい、救急車よばないと…って、私の声聞こえないじゃん!」
…不審者が何か喚いている気がする。
私、ここで死ぬのか…
そんなことを思いながら私は意識を手放した。
悪一
@waru_ichi
ローカルでまともなのは僕だけか…
悪一
@waru_ichi
つまりLTL誰も見てないから好き勝手出来る
悪一
@waru_ichi
BTLはやすぎてLTLが見えないな。これだからSTLはダメだ
ぼすきー絵文字紹介Bot
bot
@emojis
voskey.icalo.netには、こんな:custom_emoji:があります。
:igyo_syokuzi:

【名前】
igyo_syokuzi
【カテゴリー】
word/igyo
【エイリアス】
食事は偉業, しょくじはいぎょう
【作者・ライセンス】
@ Chitasu 自作/パブリック
ジャヴァ:skeb:
@jack_of_vampire
ルウルちゃんは古のインターネットミームが好き
→なので当然タフ語録で迷惑メールを送る
曲解がすぎるだろ
やくもん
@yakumo_hisyo
こはるり、今年のハロウィンはとっておきのイタズラ思いついたからお菓子は翌日持ってきてねっていってたけどなにする気なんだろうな
Note
10/25/2025, 12:32:23 AM