小数や分数、負の数が混ざった式を見ると、「どこから手をつければよいのか」と迷ってしまうことはありませんか。
今回は、そうした複合的な計算問題に挑戦し、計算の手順をしっかり確認していきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
7/10÷0.2+2×(−4)
さまざまな種類の数が入り混じっているので、一見すると複雑に見えますが、計算の順序を正しく理解していれば解くことができます。
解説
今回の問題の答えは「−9/2」(もしくは「−4.5」)です。
途中の計算の流れは次のようになります。
7/10÷0.2+2×(−4)
=7/10÷1/5+2×(−4)
=7/10×5/1+2×(−4)
=7/2+(−8)
=7/2+(−16/2)
=−9/2
では、どのような考え方でこの計算を進めるのか、順を追って見ていきましょう。
掛け算・割り算の計算
まず最初に行うのは、掛け算と割り算です。
式の中では「7/10÷0.2」と「2×(−4)」の部分から計算します。
はじめに「7/10÷0.2」を考えましょう。
0.2を分数に直すと、0.2=2/10=1/5 です。
分数の割り算は、割る数の分母と分子を逆にして掛け算します。
7/10÷1/5
=7/10×5/1
=35/10
=7/2
次に「2×(−4)」を計算します。
符号と数字は分けて考えると分かりやすいです。
符号:(+)×(−)=(−)
数字:2×4=8
よって、2×(−4)=−8 となります。
以上より、式は「7/2+(−8)」に整理されます。
分数・負の数の足し算
次に「7/2+(−8)」の計算をします。
分数の足し算なので、通分して計算します。
7/2+(−8)
=7/2+(−16/2)
=−9/2
したがって、答えは「−9/2」です。
まとめ
分数・小数・負の数が混ざった計算は複雑に感じますが、計算のルール自体は中学校までに習う内容です。
「掛け算と割り算を先に計算する」「分数は通分してから足し算する」といった基本をおさえれば、落ち着いて正解にたどり着けますね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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