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新潟大学病院で医療事故が発覚 11年前に内視鏡検査後の治療を失念した可能性《新潟》

2025年10月24日 19:18
新潟大学病院で医療事故が発覚 11年前に内視鏡検査後の治療を失念した可能性《新潟》

新潟大学医歯学総合病院は24日、2014年に内視鏡検査後に患者に対し治療が推奨されていたにも関わらず、治療が行われず、11年後のことし7月に発覚した医療事故があったと発表しました。

病院によりますと、患者は新潟県在住の現在70代の男性です。

2014年11月、耳鼻咽喉・頭頸部外科で咽頭部の治療を行う前の検査として、上部消化管の内視鏡検査を行ったところ偶然に食道に腫瘤(しゅりゅう)が見つかったということです。

当時、治療を行うよう推奨する検査報告書が、担当医の手に渡っていましたが、治療は行われませんでした。また、患者に対して治療の推奨を説明した記録はなく、患者は腫瘤が見つかった事実を知らなかったとみられています。

患者の男性は2017年以降、来院していませんでしたが、ことし7月に別の疾患で再受診。過去の受診データなどから、腫瘤の治療が行われていなかったことが判明しました。その際、検査したところ、以前より病変が進行していたということです。

未治療の事実が発覚した時点で、耳鼻咽喉・頭頸部外科からは速やかに病院に報告があり、医療安全管理委員会を開催。事故の原因と再発防止策について調査・検討を行ったということです。

当時の担当医が、本来の咽頭部の治療に専念する中で、検査報告書で推奨された治療を失念してしまった可能性が高いとしています。

現在、病院では予期しない重要な消化器内視鏡の所見が見つかった場合には、治療が行われているか確認・督促する仕組みが構築されていますが、2014年時点ではその仕組みが構築されていなかったということです。

病院は患者の男性と家族に謝罪し、男性は同病院で治療を継続しているということです。

病院は、再発防止策を徹底し、二度とこのようなことが起きないよう努めるとしています。

最終更新日:2025年10月24日 19:18
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