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『西村賢太殺人事件』について(はじめに)

昨日購入した『西村賢太殺人事件』(小林麻衣子著、飛鳥新書)をほぼほぼ徹夜の勢いで一気に読み通した。400頁を超える大著である。

正直ドッと疲れた。そして正直かなり戸惑っている。

感想を書かないわけにいかないが、これから読む人もいるだろうし、感想が著者ご本人の目に留まる可能性もあるので、どう書いたらいいものか非常に迷った。

考えた挙句、3部構成にすることにした。

まずは、内容の詳細には踏み込まず私の主観的かつ抽象的な感想を述べる〈ネタバレなし編(第1部)〉、一部の具体的内容について触れながらの感想(第2部)、そして、この本を西村賢太研究においてどのように位置づけるべきかについての私見(いわばメタ的な感想)としての第3部である。

たぶんこれからこの本についていろんな意見が出てくるだろうが(表向きは黙殺されるのかもしれないが)、どう評価するにせよ、西村賢太ファンであれば、他人の感想だけに拠るのではなく、まずは自分自身で読んでみるべきだろう。

なんせ、あの西村賢太が何年も生活を共にした女性の直接証言であることは確かなのだから。