鈴木農相「コメ価格にコミットしない」 増産に慎重姿勢、小泉氏と差
鈴木憲和農相は22日の就任記者会見でコメ価格に「コミット(関与)しない」と述べた。「価格はマーケットの中で決まるべきだ」との見解を示し、消費者の多様なニーズに応えられるような生産体制を構築していくと説明した。物価高に対応する経済対策として「おこめ券」などによる補助の検討も必要だと言及した。
コメの増産方針に関し「需要に応じた生産が何よりも原則」と言及した。海外市場を含めた需要の拡大など「マーケットありきで考えるべきだ」と強調し「現場感覚を第一に農林水産行政にあたりたい」と語った。
石破茂前首相は8月のコメ関係閣僚会議で米価の高騰を受けて「増産にカジを切る」と表明し、当時農相だった小泉進次郎防衛相と二人三脚で農政の転換を進めていた。
足元の「令和のコメ騒動」では、農林水産省は集荷業者や小売業者向けに政府備蓄米を放出してきた。今後について鈴木氏は「量が足りないときはしっかり出すが、量が足りていれば出さない」との考えを明かした。
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(更新)- 大泉一貫宮城大学 名誉教授分析・考察
言ってることは一見正論のように聞こえる。国内だけをみた「需要に応じたコメ生産」ではなく、「海外需要」を視野に入れたコメ生産を目指すというのなら正論だろう。そうなれば増産と言うことにもなるが、増産には前向きではなさそうだ。 「マーケットありきで考えるべき」と言うのも正論で、だからコメ価格にコミットしないと言うのは、供給過剰でも過去最高値となっている現状を放置するということかもしれない。 何を考えてるかまだよく分からないところがあるが、過剰な行政介入からマーケット重視の農政へ転換すると言うのなら賛成だ。短いと思われる在任期間中にどのような農政の方向付けをするのか見物かもしれない。
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(更新)
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