95歳の被爆者がXで発信 『#戦争反対』を続ける理由 「今からの若い人に戦争をわかってほしい」
日テレNEWS NNN
自身の被爆体験や日常を、Xで発信している森田富美子さん、95歳。“#戦争反対”や“#核兵器廃絶”などを打ち込んだ日々の投稿が話題となり、現在8万人以上のフォロワーがいます。 【画像】本木雅弘、戦後80年への思い「自分事として受け止めて」 平和への祈り込めメッセージ そんな富美子さんの半生をつづった書籍『わたくし96歳#戦争反対』が、6月4日に発売されます。日テレNEWSでは2025年5月、富美子さん、そして共同で書籍を制作した娘の森田京子さんにインタビューし、若い世代に伝えたいメッセージなどを伺いました。
■16歳で被爆 自身の体験を Xで発信し続ける理由
富美子さんは1929年、長崎県生まれ。16歳の時、爆心地から離れた工場で被爆し、両親と3人の弟を亡くしました。これまで戦争についてはあまり口にしてこなかったという富美子さんですが、数年前からXで発信するようになりました。 ――どうして、ご自身の体験を発信することを決意したのでしょうか? 富美子さん:やはり今からの若い人に戦争というものをちゃんとわかってほしいので、ですから“核兵器反対”とか“戦争反対”を続けて、私なりに頑張ってXなんかに発信したいです。
■タブレットやスマートフォンからXに投稿「伝わるのがうれしい」
普段、富美子さんは、タブレットやスマートフォンを使って、Xに投稿しているといいます。 ――Xで多くの反応があると思いますが、この反響をどのように感じていますか? 富美子さん:自分が思うことを伝えられるっていうのが本当にうれしいんです。必ずご自分で感じられたことを書かれて、その後に必ず、私が書いている“#戦争反対”っていろいろなことをきちっと書いてくださるんですよね。ですから、少しずつみなさんに伝わるのがうれしいなと自分では妙にうれしいですね。 ――Xで投稿を始めてよかったと思いますか? 富美子さん:もちろん、よかったと思っています。
■2022年のポストが固定に その理由は?
現在8万人を超えるフォロワーがいる(5月29日時点)富美子さんのX。そこには、2022年の投稿が固定ポストに設定されています。 そこに書かれているのは― 【20歳の女性が渋谷の反戦デモに参加したというツイートを読んだ。初めてのデモ、生きているうちに戦争反対を叫ぶとは思わなかった、涙が出たと書いてあった。戦争を知らない若い人達にこんな思いをさせるとは思わなかった。2度と戦争の悲劇を繰り返させない、それが私達戦争体験者なのに。】 ――固定ポストに込めた思いを教えてください。 富美子さん:本当にかわいそうと思って。ですから、あれはどなたにでも読んでいただいて。でも今でもそこを書いているところを、必ず、チェックしてくださる方が結構いらっしゃるんです。それはうれしく思っております。今の若い人たちにいろんなことも、例えば戦争のことにしても、しっかりと調べて、感じていただければ、戦争というものがどういうものかということも、わかってくださると思います。