中国戦闘機、豪軍機にフレア発射 南シナ海で今年2度目
【シドニー時事】中国空軍のSU35戦闘機が19日、南シナ海の国際空域で監視活動を行っていたオーストラリア空軍のP8A哨戒機に接近し、強い光と熱を放つ「フレア」を発射した。 【写真】次世代主力機 SU35 豪国防省が20日、公表した。豪軍機に向けたフレア発射は今年2度目。豪政府は外交ルートで中国に「危険でプロ意識を欠く行為だ」と抗議した。 豪軍側に隊員のけがや機体の損傷はなかった。ただ、豪軍哨戒機は2月にも南シナ海上空で中国軍の別型の戦闘機からフレアを発射されており、豪政府は再発を重く受け止めている。マールズ副首相兼国防相は豪メディアに「海上でも上空でも航行の自由は基本だ」として、国際海空域で監視活動を続ける方針を強調した。 一方、中国軍南部戦区は20日、豪軍機が中国の「領空」に「不法侵入」したと発表。「法にのっとり追跡、監視し、追い払った」として、自軍の行動を正当化した。 今回の事案は、米時間20日(豪時間21日)にワシントンで行われる米豪首脳会談の直前のタイミングで発生。中国がけん制を試みたとの見方も出ている。