Amazonは米国時間10月22日、配達ドライバーの業務体験を簡素化するため、AIを搭載した新型スマートグラスを開発中だと発表した。米CNETのスマートグラス専門家であるScott Stein記者は9月、このウェアラブル端末の展開について言及していたが、計画は現在、最終テスト段階にある。
目的は、ドライバーが正しい住所を見つけるためにスマートフォンや配達する荷物のラベル、周囲の状況を確認する手間を減らし、荷物の配達を簡素化することだ。
ドライバーが駐車するとすぐにヘッドアップディスプレイが起動し、潜在的な危険や完了すべきタスクをドライバーに示す。ドライバーは、スマートフォンを取り出すことなく、荷物の特定とスキャン、詳細な道順の確認、配達完了を証明する写真撮影が可能になる。
同社は現在、北米の一部の市場でこのスマートグラスのテストを進めている。
Amazonの担当者は、コメントの依頼にすぐには返答しなかった。
このスマートグラスは従業員の配達用ベストに取り付けられたコントローラーとペアリングされ、操作や消耗したバッテリーの交換ができるようになっている。従業員の度付きメガネにも対応する予定だ。ドライバーの安全を確保するため、緊急ボタンも手の届く範囲に設置される。
Amazonはすでにこのスマートグラスの将来的なバージョンも計画しており、「リアルタイムの誤配送検出」機能を搭載する予定だ。これにより、荷物が間違った住所に配達された場合にドライバーへ通知される。さらに、庭にペットがいる場合にそれを検知したり、暗い場所に適応したりする機能も追加する計画だ。
Amazonの発表この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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