不法滞在のアルジェリア出身女、12歳女児をレイプ殺人 仏
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【10月18日 AFP】仏パリで12歳の女児をレイプ・殺害した罪で起訴されたアルジェリア出身の女が17日、法廷で自らの「恐ろしい」行為について謝罪した。この事件はフランスを震撼(しんかん)させ、特に極右勢力の関心を集めている。
ダビア・ベンキレッド被告(27)は3年前、パリ北東部でローラ・ダビエさんが行方不明になった後に拘束された。ダビエさんの遺体は、両親が住み込みで管理人を務めていたパリ19区のマンションのロビーに置かれたトランクの中から発見された。
ベンキレッド被告が学生ビザの在留期間を過ぎて不法滞在となり、出国命令にも従わなかったことが判明しており、保守派と極右の政治家たちはこの事件を受け、不法滞在者の摘発強化を呼び掛けている。公判開始前には裁判所前で、反移民活動家たちが「次の被害者にはなりたくない」と書かれた横断幕を掲げた。
だが、被害者の母親は、娘の死を利用するのをやめるよう求めている。
マンションの防犯カメラの映像によると、ベンキレッド受刑者は、2022年10月14日、学校から帰宅したダビエさんに近づき、姉が住む部屋に連れ込む様子が映っていた。
ベンキレッド被告はダビエさんをレイプし、ハサミとカッターで切りつけた後、顔を含む全身をダクトテープで縛り、窒息死させた。
その後、ベンキレッド被告がスーツケースとトランクを運んでいるところをマンションのロビーで住民に目撃された。トランクにはブランケットが掛けられていた。
友人宅に一晩泊まるなど逃走していたが、翌日に逮捕された。
ベンキレッド被告は捜査官に対し、姉から部屋の鍵を受け取っていたにもかかわらず、管理人であるダビエさんの母親が入館証を渡さなかったことに腹を立てていたと語っている。