【独自】最大級ワールド「FUJIYAMA」収益は1200万円 “顔”のCHIHAYA氏には届かず?
年間1200万円。
それは、VRChat最大の人気ワールド「FUJIYAMA」が生み出すとされる“現実的な数字”だ。
しかし今、その金額をめぐって——「高すぎる」「不透明だ」——と炎上が起きている。けれど、何が問題なのだろうか?FUJIYAMAのようなワールドは、単なる遊び場ではなく、文化的な創作物となっている。それだけの価値を持っている。
問われているのは、金額ではなく“常識”のほうかもしれない。
第1章 1000万人が訪れた“バーチャル富士山”
いま、VRChatの中で最も知名度を誇るワールドがある。その名は「FUJIYAMA」。国内外のユーザーから絶大な人気を集め、総来場者数は約1000万人を超える。
広告を出す企業や個人は後を絶たず、ワールド内に掲載される看板広告は1枚3万円前後。関係者によれば、年間ではおよそ1200万円に達する収益が発生する見込みだという。
だが、この華やかな数字の裏で、”もう一つの現実”がささやかれている。
第2章 “FUJIYAMAの顔” CHIHAYA氏の訴え
FUJIYAMAの制作者として知られるのが、CHIHAYA氏だ。X(旧Twitter)のフォロワー数は1.8万人超。その発言力と存在感は、まさに「VRChat界の象徴」といえる。
しかし、以前に彼の人がXに投稿した一文が、静かな波紋を呼んでいる。
「現在、首の痛みにより仕事が困難となり、貯金を切り崩して生計を立てています。皆様からのご支援は、VRChatでの活動を続けるための大切な力となります。」
〜 ご支援のお願い 〜
— CHIHAYA⛩ちはや (@chihaya_369) April 8, 2025
私のワールドをご利用いただき、心から感謝申し上げます。もし私のワールドが皆様の心に響き、共感を呼んでいるならば、FANBOXを通してのご支援をお願いできれば幸いです。… pic.twitter.com/7ZoJ7LPBEH
首の障害により仕事ができず、活動継続のため支援を求める──。その誠実な訴えは多くの共感を呼んだが、一方でこうした声も上がり始めた。
「あれだけ収益があるのに、なぜ本人が困窮しているのか?」
第3章 「お金が届いていない」という噂
SNS上では、次第に不可解な噂が広がっていった。
「CHIHAYAさん本人には広告収益が入っていないらしい」
「別の人物が収益を管理している可能性がある」
もちろん、これらはあくまで憶測にすぎない。だが、FUJIYAMAほどの規模を誇るプロジェクトで、制作者本人が金銭的支援を呼びかける現状には、構造的な歪みを疑う声が相次いでいる。
第4章 不透明な中間構造 ― “お金を扱う人”と“創る人”
VRChatのような共同制作では、しばしば「資金を管理する人」と「作品を作る人」が分かれる。その結果、収益の分配が不明瞭になりやすい。
今回のケースでも、広告契約や支払い処理を行う中間層が存在しているとの指摘がある。もしそれが事実なら、FUJIYAMAの広告料は、制作者の手に届く前にどこかで止まっている可能性がある。
関係者の一人はこう語る。
「FUJIYAMAは“チーム制作”というより、“プロジェクト共有型”なんです。
誰がどの部分を所有しているか、正確には分からない。」
第5章 支援が“構造”に飲み込まれるリスク
FANBOXでの支援は、あくまで「個人への応援」という建前だ。だが、もし実際にはお金の流れが別のルートに向かっているなら、それは**“善意の搾取”**と呼ばれても仕方がない。
もちろん、CHIHAYA氏本人がそのような構造を望んでいるとは限らない。むしろ彼の人もまた、**“支援が届かない側”**にいるのかもしれないのだ。
第6章 1200万円は、成功か、それとも歪みか
アバタークリエイターたちの中には、年間で数千万円規模の収益を上げる者も珍しくない。
それを考えれば、FUJIYAMAの1200万円など「たかが」と言ってよい数字だ。しかし問題は、金額の大小ではなく、その透明性である。収益が誰に渡り、誰が報われていないのか。そこに説明がない限り、「1200万円」は成功ではなく、不信の象徴となる。
結語 ― 信頼こそが価値である
いま問われているのは、金額の多寡では無く、信頼の在り方なのだ。
そしてその信頼こそが、バーチャル文化を本当に価値あるものとして育てる鍵となる。
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