人生の方向性を見失ってしまったら
どーも、西村です。
あれ、どこに向かってたんだっけ。
ある朝、目覚めて、ふとそう思う。
スケジュール帳は埋まっていて、今日やるべきことも山ほどあるのに、なぜか気持ちが追いつかない。
いつもと同じように家を出て、電車に揺られて会社に向かいながら、こんな問いが頭に浮かんでくるんです。
「私、何してるんだろう?」
これは決して珍しいことではありません。
ある程度年齢を重ねると、多くの人が一度はこの感覚に襲われるのではないでしょうか。
そしてその先に、こんな焦りが待っています。
「何のために生きてるのか分からない」
「頑張ってるはずなのに、報われてる感じがしない」
「自分の人生、何かズレてる気がする」
こうした違和感の正体は、「人生の方向性」を見失っているということ。
そして、それは「自分軸」を見失っているということでもあります。
でも、だからこそ、ここが立て直しのチャンスでもあるのです。
人生の方向性は、一度見失っても、もう一度つくり直せます。
むしろ、「何も分からなくなった」と感じるほど立ち止まれたなら、それは“自分の中にちゃんと問いが生まれている証拠”です。
そこからもう一度、自分軸を見つけ直す旅をはじめていけばいいのです。
私の知人で、かつて一流企業で働いていた女性がいました。
バリバリのキャリアウーマンとして、誰が見ても成功しているように見えた彼女でしたが、ある日、突然仕事を辞めたのです。
理由を尋ねると、こう返ってきました。
「ある朝、起きたときに、私、このまま一生“誰かの評価を得るための人生”を続けていくのかなと思ったら、怖くなったの」
彼女は気づいてしまったんです。
自分が“なりたい自分”を目指していたのではなく、“評価される自分”を目指していたことに。
そして、それがいつしか自分軸のように見えていたけれど、実は借り物の人生だったことに。
あなたも、もしかしたらこんなふうに感じていないでしょうか。
「今やっている仕事、誰かに選ばされたような気がする」
「目指してきたゴール、本当に自分が望んでいたものか分からない」
「人生をちゃんと考えたことがないまま、大人になってしまった」
でも、大丈夫です。
人生の方向性が見えなくなると、人は「何かを足そう」とします。
新しいスキル、新しい目標、新しい習慣…。
けれど、本当に必要なのは、“足すこと”ではなく、“削ること”です。
つまり、「今の自分には、何が要らないか」を見直していくこと。
この作業をすると、自分軸が少しずつ浮き彫りになってきます。
たとえば、「誰かに認められるために頑張っている自分」に気づけたなら、「その頑張り、もういらないかもしれない」と手放すことができる。
あるいは、「本当は静かな暮らしを望んでいたのに、ずっと刺激を求めて無理してきた」と気づけたなら、ようやく“戻る場所”が見えてくる。
自分軸を定め直すとは、「誰かのように生きる」ことではなく、「ようやく“自分らしく”生き始める」ことなのです。
そのために、私はこんな問いを使っています。
「自分は、何に“怒り”を感じるか」
「自分は、どんな“優しさ”に心が動くか」
「自分は、どんなときに“羨ましさ”を感じるか」
怒り、優しさ、羨望。
こういった感情には、自分の大切にしている価値観がにじみ出ます。
ある40代の男性クライアントは、これまで「なんとなく流されるように働き、気づけば自分に何も残っていない…」と悩んでいました。
ですが、自分の中の「怒り」に目を向けてみたところ、心の奥にあったのは、「誠実さを踏みにじる人が許せない」という思いでした。
そして、その感情を掘っていくうちに、「本当は、誠実に働く人がちゃんと報われる社会に貢献したかった」という想いにたどり着いたのです。
それが、彼にとっての“自分軸”でした。
方向性とは、「どこに向かうか」というよりも、「何を大切にして生きるか」ということなのだと思います。
たとえ目標が明確でなくても、「この想いは大事にしたい」という軸さえあれば、人はちゃんと進んでいけるのです。
そして、これは忘れないでほしいのですが、自分軸を定めるとは、決して「正しい答え」を見つけることではありません。
むしろ、「自分にとって誠実な問い」を持ち続けることです。
今はまだ何も分からなくてもいい。
ただ、「このままは嫌だ」という感情だけは、大事にしてください。
その違和感こそが、あなただけの“問い”です。
そして、その問いに耳を傾けながら、小さな行動を重ねていけば、ある日ふと、「これが、自分の歩きたい道だったのかもしれない」と感じる瞬間がやってきます。
方向性は、一気に定まるものではありません。
むしろ、少しずつしか見えてこないからこそ、“自分の足で歩いた実感”が生まれるのだと思います。
もし今、「どこに向かっていいか分からない」と感じているなら、それは終わりではなく、はじまりです。
いま目の前にある違和感やモヤモヤを、無理に消そうとしなくていい。
それらをまっすぐに感じながら、自分の問いを持ち、少しずつ、あなたの道を歩んでいってください。
応援しています。
それでは、今回はこの辺で。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
P.S.
私が発行しているメルマガでは、『自己理解を深め、自分軸で生きていく方法』をテーマに情報をお届けしているのですが、それを読んだ読者さんの中には、
「自分をより深く理解できたことで、生きるのが本当にラクになった」
「自分の性格や強みに合う仕事に転職したら、今まで仕事ができなかったのがウソのように仕事がテキパキとこなせるようになって、仕事が楽しくなった」
という人が何人もいます。
多くの読者さんの人生が変わっていくのを目の当たりにし、私は毎日『自己理解の強力なパワー』を実感していますね。
やりたいことの発見・自己理解から自己実現までをトータルサポートしていて、やりたいことが見つからない・定まらない、行動しているのにうまくいかない、といった悩みを解決できるので、良かったら参加してみてください。


コメント