「有言実行」や「自分に嘘をつかない」という人は、単にメタ認知(=自分の思考や行動を客観視する力)によって自律しているというよりも、もっと深層にパノプティコン的な自意識を内在化している。つまり、外部の監視や評価がなくても、自分の内部に「見る者」を内蔵していて、その視線が常に自己の行動を照射している。
ただし、重要なのは、それが抑圧的でないという点で、多くの人にとってパノプティコン的自意識は、「誰かに見張られている」「評価されるから正さなければ」という外圧的な監視装置として機能するが、有言実行型の人や誠実な人の場合、その「見る者」は罰する主体ではなく、統合された内的基準として作用している。
要するに、彼らの内部には「正直であること」や「約束を守ること」に快楽や整合感を感じる神経的報酬構造ができていて、外的圧力ではなく内的整合性の快によって行動が維持されている。だから抑圧ではなく安定を生む。
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