埼玉県戦没者追悼式

 ことしは戦後80年となる節目の年です。

 さいたま市で11日、埼玉県戦没者追悼式が開かれ、遺族の代表などおよそ900人が参列しました。

 大野知事は「言葉や映像で、戦争がもたらす悲惨さや悲しみを伝えることは、平和を継承していくうえで、欠かせないものです。次の世代へ引き継ぐことがいかに難しくとも、今を生きる私たちの責務です」と式辞を述べました。

 そして、先の大戦で犠牲となった戦没者に、黙とうが捧げられました。

 このあと、祖父を戦病死で失った中野英幸衆院議員が、遺族を代表し「平和を守り未来永劫継続することは、肉親を失った私たち遺族の責務であり、英霊が願った恒久平和につながる」と誓いました。

 最後に参列者が献花し、戦没者に追悼の意をささげました。

現新一騎打ち 小鹿野町長選12日投開票

 任期満了に伴う小鹿野町長選挙は、12日投開票が行われます。

 小鹿野町長選挙に立候補しているのは、新人でオンブズマン活動に取り組む新井富士男氏(65)と、現職で3期目を目指す森真太郎氏(69)のいずれも無所属の2人です。

 投票は12日行われ、即日開票されます。

写真展「彩りの140年-大宮公園-」

 ことしで開園140周年を迎えたさいたま市大宮区の大宮公園で、これまでの歴史などを振り返る写真展が開かれています。

 この写真展は、大宮公園の「過去」「現在」そして展望する「未来」を伝えたいと開かれ、昭和初期からの写真など、あわせておよそ140点が展示されています。

 1934年に完成した舟遊池の当時のにぎわいや、去年、復活した貸しボートの歴史それに、北海道から子グマが送られたことをきっかけに開園した小動物園の様子などを伝えています。

 また、プロ野球・巨人で選手や監督として活躍し、ことし6月に亡くなった長嶋茂雄さんが、72年前、県営大宮公園野球場で高校時代の公式戦で唯一、ホームランを打った試合が記録された貴重なスコアブック2冊が、初めて公開されました。

 一方、公園再整備の一環として進められている「大宮スーパー・ボールパーク構想」の展示もあり、大宮公園の「未来」も描かれています。

 この写真展は、今月18日まで大宮公園事務所で開かれています。