ルーブル美術館に白昼強盗、わずか7分で宝飾品8点持ち去る フランス

容疑者が残していったとみられる電動工具を調べる警官=19日、パリ/Clément Lanot/CLPRESS

容疑者が残していったとみられる電動工具を調べる警官=19日、パリ/Clément Lanot/CLPRESS

白昼の犯行、入場者は緊急避難

犯行グループは、犯行に使ったトラックへの放火を警備員に阻止されて、逃走を強いられた。犯行時間はわずか7分。容疑者はバイクで逃走した。

ヌニェス内相は「明らかに手慣れたグループが、ものすごく手早く動いた」と話している。

現場からの映像には犯行グループが放棄していった家具配送用のエレベーターがルーブル美術館の建物に横付けにされ、窓が割られた上階のバルコニーにはしごがかけられた様子が映っている。

報道によれば、現場からは電動工具2台とバーナー1台、ガソリン、手袋、トランシーバー、毛布などが見つかった。少し離れた場所では犯行グループが作業員に変装するために使った黄色いベストも発見された。

事件当時アポロン・ギャラリーで観光客を案内していたツアーガイドの男性は、窓を激しくたたくような音が聞こえ、続いて警備員が避難しろと叫ぶ声が聞こえたとCNNに語った。

何が起きているのか分からないまま観光客の一行を落ち着かせようとしながら建物の外に出たという男性は、「まさか強盗だとは思わなかった」と話している。

事件が起きたのは現地時間の午前9時半ごろ。美術館は開館していたが、入場者らは避難して無事だった。

美術館はこの日、現場保全のため休館となった。

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