偏桃体のなすがまま

去年、嵐が初めてドーム公演を行なった時に
大野くんはドームが映えるなぁと思って。
その時はさらっとしか書いてなかったけど。
今回のソロを見て更にその思いは強くなりました。

もちろん、智ファンの方々にとっては
狭い空間でじっくり観るのがどんなにステキな事かも
十二分に承知してるのだけれど、
大きな会場で歌う、踊る、大野くんが
独特の魅力を溢れさす所に私は注目してます。

５月31日に観た『Take me faraway』
しっとりと濡れそぼつ花びらのような風情で
柔軟に歌い上げる大野くんに大人の色香を感じた。

６月１日に観た『Take me faraway』
昨晩のしっとりから、
更に潤いを増した大野くんがいた。

静かに器から漏れ出す水が雫になって
一定のリズムを奏でながら滴るような。


大野くんの魅力はじわじわと訪れる。
それは満ち潮のように。

乙女たちの足元を撫でる様な心地よさで包み
次第に足首、ふくらはぎ、膝、
気がつくと水面は腰までをも浸している。

大野くんから流れ出す物に漬かりながら、
身動きの出来ない状態に置かれてる事に、
そこで初めてきづく。

あれよあれよと言う間に胸、肩、首。
更に水面は上昇し、顎元まで押し寄せる。
焦って引き返そうとしても
身体に纏わりつく水は抵抗を無駄な努力に変えてしまう。

爪先立ちになりながら、
必死に呼吸を確保しようともがいても
勢いを増した水面はそれを許そうとはせずに
ついには頭のてっぺんまで飲み込む。

どっぷりと大野くんの魅力に溺れながら、
なす術もなく、たゆたう数万の乙女たち。
次第に苦しさは快感の波へと変貌を遂げていく。

すべてが終わった後、
潮は何もなかったかのように
静かにひいて行く。

その場には浜辺に打ち上げられた人魚のように
横たわる乙女たちが残るのみ。
余韻に浸りつつ、次に訪れる満ち潮の時を待ちわびる
濡れた乙女たちのみが。



ドームになるとそんな大野くんの醸し出す物の規模が
更に大きくなるから見応えがあって好きなのです。


え？
私は潮に溺れないのかって？

別の波に飲み込まれて彼の岸辺に辿り着いた私は
潮が満ちて乙女たちが溺れていく様を
楽しみながら観察しているので、
自分が浸かることはないのです。


◆web拍手を押して下さった皆様へ◆
ポチっと押して下さって
どうもありがとうございました～♪

〇23：26のあなたへ
メッセージどうもありがとうございました。
５月31日の名古屋ドーム、良いムードでしたね。

初めての経験を共に分かち合う喜びを
その場で表情で表してくれただけでなく、
言葉でもはっきり伝えてくれた事、嬉しいですね。
これからも、飾らない感情を見せてくれる
彼らでいてくれることを私も願っています。