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日テレが内閣支持率グラフの誤りを陳謝 筆者も事実誤認の記事を一時掲載したことをお詫びします

楊井人文弁護士ジャーナリスト
日本テレビが報じた内閣支持率グラフ

 日本テレビは10月23日午後、前日夜に報じた内閣支持率のグラフに誤りがあったとして、訂正・お詫びのコメントをニュースサイトの記事に掲載した

 日本テレビは22日午後10時、世論調査の内閣支持率について、ニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」などで報道した際、昨年10月以降の内閣支持率の推移を表した折れ線グラフを表示。高市内閣を「支持しない」の回答は18%だったが、折れ線グラフは「支持しない」が36%あたりを指していた。

 そのため、X上では偏向報道ではないかとの批判とともに、問題のグラフ画像が拡散していた。グラフは23日未明に正しいものに差し替えられた

 日本テレビ広報部は、筆者の取材に対し、グラフ化する際の作業上のミスや確認不足が原因だったとして陳謝する内容のコメントを出した(回答全文は後掲。なお、この事案に関しては、筆者も事実誤認の記事を一時掲載したのでお詫びします。記事後半で説明します。

日本テレビのニュースサイトに掲載された訂正・お詫び
日本テレビのニュースサイトに掲載された訂正・お詫び

日本テレビ広報部のコメント全文

10月22日午後10時から翌23日午前2時半頃までCSニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」で放送およびニュースサイト「日テレNEWS NNN」や公式YouTubeで公開した「NNN・読売新聞 緊急世論調査」で、高市内閣の支持率を示す折れ線グラフに誤りがありました。

「支持しない」と答えた人は石破内閣時の先月の調査から36ポイント下がって18%でしたが、18%と表示した折れ線グラフの位置が36%付近を指しておりました。

これはデータをグラフ化する際の作業上のミスと、その後の確認が不十分であったことが原因です。

視聴者の皆様、ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

【訂正】事実誤認の記事を配信したことをお詫びします

筆者は10月23日昼、「内閣支持率グラフを改ざんか SNSで拡散 日テレ関係者『うちが出したものではない』」との見出しでYahoo!ニュースに誤った内容の記事を配信してしまいました。日本テレビ関係者への取材をもとに、改ざんされた偽画像が拡散しているという趣旨の記事でしたが、実際は日本テレビがニュースで表示した本物のグラフ画像だったので、記事の内容は誤りでした。

偽画像が拡散していると早とちりし、日本テレビからの正式な回答を待たず、確認が不十分なまま公開してしまったことが原因でした。別の関係者からの連絡を受け、記事は9分後に非公開としましたが、事実誤認の記事を配信してしまったことに変わりありません。読者と関係者の皆様に深くお詫びいたします。

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ありがとうございます。
弁護士ジャーナリスト

慶應義塾大学卒業後、産経新聞記者を経て、2008年、弁護士登録。2012年より誤報検証サイトGoHoo運営(〜19年)。2017年からファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)発起人、事務局長兼理事(〜23年)。2018年『ファクトチェックとは何か』出版(共著、尾崎行雄記念財団ブックオブイヤー受賞)。2022年、衆議院憲法審査会に参考人として出席。2023年、Yahoo!ニュース個人10周年オーサースピリット賞受賞。新たな報道検証メディア「HODOKU」の名でニュースレター・動画コンテンツを発信中。現在、日本公共利益研究所主任研究員、ベリーベスト法律事務所弁護士。

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