日本有数の温泉地が生んだ高校最速投手 ロッテ1位・石垣元気の歩み

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大宮慎次朗
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 23日のプロ野球ドラフト会議千葉ロッテマリーンズドラフト1位で交渉権を獲得した高校生最速投手の原点は北海道南西部の登別市にある。

 「どうですかね、温泉が有名かな」。人口4万人あまり、日本有数の温泉地として知られる都市で、健大高崎(群馬)の石垣元気は生まれ育った。

 4人きょうだいの3番目。母の美樹さんによると、もともと別の名前がつく予定だった。出産予定日を過ぎても生まれず、「元気に生まれてほしい」との願いが込められた。

 名前の通りに育った。物心がついたころには白球を追っていた。年の離れた兄2人にくっついて、近所の公園で投手と打者をかわりばんこに務めた。

 「負けず嫌いなんで自分から勝負を挑むんですけど、全部負けていました」

 実は、両打ち。小学生のころは主に野手で、俊足を生かそうと試行錯誤した結果だ。本格的に投手に取り組んだのは洞爺湖リトルシニアに進んだ中学2年からだった。

 指導者に肩の強さを見込まれ、投げ込んだ直球は130キロ中盤を記録。力で押す投球でチームの大黒柱となり、中2の冬に北海道選抜に選ばれた。

 ただ、全国的には無名だった。飛行機で地元を飛び出し、「道外で唯一声をかけてくれた」という健大高崎へ進学した。

 「わくわく」する瞬間が、入学直後にあった。

 練習で、それまで見たことが…

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