【続・みんなで大家さん】分配金の遅延が拡大 福岡での「バナナ栽培事業」農水省は生産・出荷状況の把握なし 三重の「伊勢忍者キングダム」は日曜なのにガラガラ...運用期間終了に伴う元本返還の期日迫る【追跡取材】
人の出入りが見られない「バナナの栽培場所」
9月末、一部の商品で分配金が停止した「みんなで大家さん」が運営する福岡県水巻町の「アグレボバイオテクノロジーセンター」。もともとは大型ショッピングモールだったという建物を取材班が訪れると… (記者リポート)「入り口はすべてビニールシートが掛けられていて、中は全く見えません」 入り口はビニールシートで覆われ、天井は外された照明の配線とみられるものがむき出しになっていて、人が出入りしている気配は感じられません。 出資者への説明動画では、施設の中で成長が早く収穫量も多い「凍結解凍覚醒法」という特殊な方法でバナナなどの苗を育てて出荷しているとしています。 ただ、地元住民らによると、内部はショッピングモールだったころに入っていたテナントの内装が残されたままのようだといいます。 (地元住民)「(Q人が出入りしているの見たことは?)いや~、ないですね」 (地元住民)「(Qバナナの苗を育てているそうだが?)バナナ?知らないです」
施設の実態に疑問抱く議員も 農水省「バナナの生産・出荷状況は把握していない」
施設の実態に疑問を持ち調べている人物がいます。水巻町の隣、北九州市を地盤とする緒方林太郎衆院議員です。 (緒方林太郎衆院議員)「ここで何か活動をしているのを見たことがある人というのは、恐らく北九州市民や水巻町民でいないんじゃないかと思いますね」 「アグレボバイオテクノロジーセンター」は約183億円の出資を集めていて、年7%の分配金を出すためには年間13億円近い利益が必要になる計算です。本当にバナナの苗などの栽培でそれほどの利益を上げているのか。緒方議員が去年、国会で農林水産省に尋ねてみると… (緒方林太郎衆院議員)「北九州市、水巻町におけるバナナ、またはバナナの苗の生産・出荷状況について、農林水産省が把握をしている数字についてお聞かせいただければ」 (農水省の担当者)「統計上、福岡県のバナナの出荷実績は無く、農林水産省といたしまして福岡県北九州市および水巻町におけるバナナの生産・出荷状況は把握しておりません。バナナの苗の生産も承知はしておりません」 (緒方林太郎衆院議員)「錬金術ではない訳なので、どこかから稼いで生まれてこないといけない。利払いしている、どこ?という話になる。ここからじゃないよねと」 出資者によると「アグレボバイオ」の9月の分配金については、遅れて半額が支払われたもののまだ満額は出ていないといいます。