Bリーグ 全国に新アリーナが続々誕生!新計画に賛否で住民投票も…
アリーナ新時代…“稼ぐハコモノ”に秘策アリ!
東京を拠点とするBリーグ「アルバルク東京」。運営する「トヨタアルバルク東京」の親会社は「トヨタ自動車」と「三井物産フォーサイト」で、2025年の開幕に向けて、新たに「トヨタアリーナ東京」(東京・江東区)の建設を進めていた。 地上6階、地下1階、収容人数約1万人となるアリーナで、プロジェクトの責任者・林 洋輔さん(46)が最も力を入れているエリアが、コートに面したテラススイート。コンセプトは「東京」で、趣向を凝らした6つの特別室をつくる予定だ。
「新しい観戦体験ができる。みんなが行きたいと思うアリーナにしたい」(林さん)。 三井物産から出向している林さんは、商社時代に4年駐在したアメリカで世界最高峰の「NBA」に触れ、バスケットボールに大きな可能性を感じた。
自前のアリーナを持っていないアルバルク東京は、代々木第一体育館を借りて興行を行っていた。試合の前日から2日がかりで準備。100人近い人手も大きな負担になっていた。 さらに、スポンサーに関する課題も。チームの売り上げの大半はスポンサー収入で、企業のロゴを大きく打ち出したいが、横断幕を結びつけることしかできていない。 林さんは、横断幕ではなく、大型ビジョンを使った効果的な広告の打ち出し方を考えていた。
4月。オープンしたばかりの新アリーナ「ジーライオンアリーナ神戸」(神戸市)を訪れた林さんは、国内最大級のLEDビジョンを使った演出やスポンサー企業のロゴの出し方を研究。 本社に戻った林さんは、大型ビジョンの映像演出を担当するメンバーを集め、ロゴの出し方についてアドバイスする。どうすれば新アリーナでの広告効果を高められるのか…検討が続いた。 実は「トヨタアリーナ東京」では、メインとなるBリーグのホームゲームが、年間約30試合しか開かれない。そこで林さん、300日以上に及ぶ残りの日数、アリーナの稼働率を高めるため“ある大がかりな設備”を投入していた――。