Bリーグ 全国に新アリーナが続々誕生!新計画に賛否で住民投票も…
新アリーナで地域創生
「スポーツ施設で地方の人の流れを変える」。そうした取り組みに力を入れるのが、2016年にスタートしたプロバスケットボール「Bリーグ」だ。 立ち上げから9年で、事業規模は3.6倍、入場者数は2.2倍へと急成長を遂げている。 Bリーグ チェアマン島田慎二さん(54)は、「我々の目指すところは、アリーナを通した地域創生。地域から日本を活性化していきたい。そのための手段として、夢のアリーナが必要不可欠」と話す。 千葉や長崎、兵庫など、全国に続々と誕生している新アリーナ。既存施設の改修も含めると、2028年までに25のアリーナが生まれる予定だ。
7月に誕生した「IGアリーナ」(名古屋市)。10月4日はBリーグの開幕戦で、中に入ると、音楽と映像によるさまざまな演出が。この新アリーナは、地元「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」の本拠地で、開幕戦には1万3000人以上の観客が詰めかけ、チケットは完売。 満員になった会場を見渡す島田さんは、「観戦体験ができる施設であるのはもちろん、常にアリーナを中心に街が熱気を帯びる、そういう状況をつくりたい」と話す。 島田さんは「千葉ジェッツふなばし」の会長を経て、2020年、3代目チェアマンに就任。 「B.革新」と呼ぶ、稼ぐことを中心とした構造改革を掲げている。
現在「B1」を頂点に、「B2」「B3」と3つのカテゴリーに分かれているBリーグ。昇格や降格は試合の成績によって決められていたが、2026年のシーズンから変更。トップカテゴリーを「Bプレミア」と位置づけ、勝敗による昇格や降格を廃止する。 その代わり、Bプレミアへの参加条件を「5000席以上のアリーナの確保」、「年間売り上げが12億円以上」など、ビジネス面を重視する方針へ切り替えることに。
「(アリーナには)アウェーのお客さんもたくさん来る。ものすごい数の人たちが県外、世界から訪れて、宿泊、飲食、公共交通機関でお金を落とす。地域に価値をもたらす状況をつくっていけたらいい」(島田さん)。 そんなBリーグの改革に伴い、全国各地で新たなアリーナ造りが始まっている。