Bリーグ 全国に新アリーナが続々誕生!新計画に賛否で住民投票も…
今回のテーマは、「Bリーグの野望~今こそハコモノで稼ぐ~」。 地方を中心に“ハコモノ”(スポーツ施設)を核としたビジネス・地域活性化に取り組む企業やチームが増えている。 サッカー・サンフレッチェ広島の「エディオンピースウイング広島」、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの「エスコンフィールドHOKKAIDO」などがその成功例とされる。そうしたなか、ハコモノを起点とした新たな取り組みを始めているのが、プロバスケットボールリーグの「Bリーグ」だ。 【動画】Bリーグ 全国に新アリーナが続々誕生!新計画に賛否で住民投票も… 産声を上げた頃、その会場の多くは自治体が所有する体育館だった。コートが何面取れるかなど、あくまで競技者目線に設計され、土足や飲食も制限。座席は硬くトイレも行列必至で、ファンの観戦体験を高める意識が薄かった。 しかし今、Bリーグは、2020年に就任した島田慎二チェアマンの掲げる「B.革新」のもと、最新設備を備えた「アリーナ」を舞台に、プロクラブ運営を収益事業に変えつつある。 一度造ったら、その先は赤字を垂れ流すだけと考えられがちなハコモノを、収益を生み出し、周辺の人流を変え、経済効果を生み続ける施設と位置づける。 今こそハコモノで稼ぎ、地域を活性化させようと動き出した挑戦者たちを追った。
ボールパークで街が変わる!“稼ぐ施設”とは
北海道・北広島市。プロ野球「北海道日本ハムファイターズ」のホームスタジアム「エスコンフィールド HOKKAIDO」には、大勢の観客が詰めかけていた。 約600億円かけて球団が自前で建設したスタジアム内には醸造所もあり、出来立てのクラフトビールやイクラが山盛りの「つっこ飯」など、話題の球場グルメが楽しめる。
野球を見ながら入れる温泉やサウナ施設、テラスから観戦できる宿泊施設も。 「エスコンフィールド」はファイターズファンでなくても楽しめる一大スポットになり、開業3年目で、来場者数は1000万人を突破した。 「エスコンフィールド」の誕生は、人の流れも変え始めている。最寄りの北広島駅は、利用者が約4割増加。3月には駅直結の商業施設がオープンし、周辺の地価も開業前と比べて大きく上昇している。 経済効果は年間約500億円と言われ、札幌市のベッドタウンの一つにすぎなかった地域が、大きく変貌を遂げていた。