わっしょいの語源を探る
昨日、学生向け採用イベントで社名の由来を熱弁してきました。「わっしょい=和を背負う。仲間と肩を並べ、協力し、一つの目的地に向かうんだ」と。説明していて、あ、あとでもっと深く調べよ~。語源って単純なようで所説あるからちゃんと深堀してリサーチしてみました。 社員の皆さんは、社外でお話しやすいように理解深めていただけたらなと思います!
① 最有力ルート:「和を背負え(わしょえ)」説
1894 年刊『東京風俗志』上編の祭礼項に〈神輿ヲ担グル時 “和ヲ背負ヘ” ノ声、今 “ワッショイ” ト転ズ〉と記載があるようです。神輿は 1 基で 1~2 t、20 人前後で肩に据えるため、まず「息を合わせる合図」が要る。“和” をつくって “背負え” が「わ・しょ・え」とリズム三拍子で鳴り、促音化して「わっしょい」音韻変化が極めて自然とのこと。現場の担ぎ手が左右の足でリズムを踏む動作と、語源のストーリーがピタリと噛み合う点も説得力が増されます。民俗学の通説というのが一つの語源として説明されていました。
出典:平出鏗太郎『東京風俗志 上編』吉川弘文館、1894(国立国会図書館デジタルコレクション)
② 同率本命:「和一処(わいっしょ)」説
江戸期の文献に散見する「和一処(わいっしょ)」は、“皆で一ところに集まり協力する”という意味の合言葉。これが「わいしょ」→「わっしょい」と転じたというのが第二の本命です。東京学芸大学の三隅貴史准教授は、祭りの掛け声を「二拍(わ・っ)+促音(しょ)+一拍(い)」の四拍子で説明し、言語学的には本説がリズム面で合理的だと示唆しています。要は江戸庶民が叫んでいた“ONE TEAM”。っていう意味ですね!国語辞典では①と②を両輪で紹介するのが現在のスタンダードと記載がありました。
出典:三隅貴史「東京周辺地域の祭礼における『江戸前』の美学の成立」『日本文化研究紀要』10号、2017
参考:『デジタル大辞泉』**小学館オンライン版、項目「わっしょい」
③ ロマン枠:仏教・海外起源まとめ
仏教語転化:「和上同慶(わじょうどうけい)=僧と檀家が共に喜ぶ」の略形が流入したという説。
海外ルート:朝鮮語 왔소(ワッソ=来た) やヘブライ語の祈り Hosanna が渡来して転訛したという説。
どちらも面白さは満点ですが、ただし文献年代が合わず、多くの文献では「資料未詳のため俗説とみなす」とされているようです。民間語源として知的スパイス程度に楽しむのが良さそうですね。仏教語転化は個人的にスキなので弾として持っていこうと思いますw
弊社 がWasshoiを名乗る理由
私たちが掲げるミッションは、「社会に投資する人材の最大化」。資金だけでなく、時間・知識・愛情・人脈まで“背負って”社会課題に挑む仲間を増やすこと。
和を背負え:仲間と肩を組み、課題という神輿を前へ進める。
和一処:セクターの壁を越え“一つ所”で共創する土俵をつくる。
上記二つの語源が語る精神と、僕らのビジネスモデルは地続きです。だからこそ社名に Wasshoi をつけ、研究室(Lab)のように仮説検証をくり返しながら地域で実装しています。「わっしょい」は“和を背負え”と“和一処”の二大ルーツがあるということは覚えておきましょう。いずれも力を合わせる精神を示す。だから 我々は今日も仲間と肩を並べ、社会課題解決という神輿を担ぎ続ける。昨日の採用イベントで語った話と相違はないけど、自分自身の理解をさらに深められた良いリサーチでした。
今日も一日頑張りましょう!
わっしょい!


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