少女の後をつけて暴行容疑、男を逮捕 執行猶予判決受け釈放の当日か
さいたま市内で女子中学生に暴行を加えたとして、埼玉県警は住居不定の無職平野悠容疑者（23）を暴行容疑で21日逮捕し、22日発表した。県警などによると、平野容疑者は別の事件で性的姿態撮影等処罰法違反などの罪で執行猶予付きの有罪判決を受け、釈放された当日に暴行した疑いがあるという。 捜査1課によると、平野容疑者は20日午後、さいたま市内のマンション敷地内で、帰宅途中だった女子中学生に後ろから近づき、口を押さえ首に腕を巻きつけるなどの暴行を加えた疑いがある。「女性が一人で歩いているのを見かけて、体を触りたくなった」と話しているという。 同課によると、平野容疑者は数分間被害者の後をつけ「共連れ」の手口でマンション内に侵入する様子などが、防犯カメラなどから確認できるという。平野容疑者の供述内容や被害者が軽傷を負っていることから、県警は不同意わいせつ致傷の容疑で送検する方針。 前橋地裁太田支部によると、平野容疑者は同支部で20日、性的姿態撮影等処罰法違反やストーカー規制法違反などの罪で拘禁刑2年6カ月執行猶予5年の有罪判決を受け、釈放中だった。（恒川隼）
朝日新聞社
