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ヤンデレ紅蓮概念

ヤンデレ紅蓮概念 - ホネの小説 - pixiv
ヤンデレ紅蓮概念 - ホネの小説 - pixiv
7,152文字
ヤンデレニケ概念
ヤンデレ紅蓮概念
ヤンデレの紅蓮に指揮官が攫われるだけのお話です。拙い文章で申し訳ありません。指揮官と紅蓮の間で視点がちょくちょく変わります。

ああ見えて紅蓮って結構湿度高いと思うんですよ。そんな私の妄想をそのまま書き出しました。
続き→ novel/21883324
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2024年3月16日 11:24

「くぁ〜〜〜•••っはぁ•••」

指揮官室に、間抜けな大あくびの音が響いた。
久しぶりに休みが入ったので、どこかに出かけようかとも思ったが、疲れが溜まっているせいかどうにもそんな気分にはなれなかった。

最近は書類仕事が随分と重なっていた。ラピに手伝ってもらっていたものの、流石に彼女1人に任せ切るわけにもいかなかった。なので私も頑張ったのだが、その結果が強烈な寝不足だった。

───決めた、今日はもうずっと寝ていよう。そうしないと、明日からの業務に支障が出そうだ。

ソファに飛び込んで仰向けに寝そべると、強烈な眠気が襲いかかってきた。瞼がどんどんと重くなり、私の視界に黒い幕を下ろしていく。

その心地よい感覚に浸かりながら、私の意識も闇へと飲み込まれていき、やがて私は眠りについた───

「やあ。お休みのところ失礼するよ、ぼっちゃん。」

───と思ったのも束の間、突如として現れた紅蓮に、私の入眠は妨害されてしまった。

「•••紅蓮か。いつからいたんだ?」

目をこすりながら問うと、紅蓮がからからと笑いながら答える。

「少し前からいたぞ。声を掛けようかと思ったのだが、ぼっちゃんの寝顔があまりにかわいかったものでな。ついつい見入ってしまったのだ」

「男の寝顔など、見ても嬉しくないだろう」

「そんなことはないぞ、ぼっちゃん。特にぼっちゃんのようなかわいらしい顔をした男の顔なら、誰でも見入ってしまうであろうからな」

「お世辞はいいから、本題を言ってくれ」

「はは、お世辞か。ぼっちゃんには、そう聞こえたのだな」

少し寂しそうな顔で、紅蓮が呟いた。しかしすぐにいつもの酔っ払いの顔に戻り、私の前に座り込んだ。

「1人で飲むのは寂しかったもので、ぼっちゃんと一緒に飲もうと誘いに来たのさ。」

やはり、そんな事だろうと思った。私が立ち上がって棚からグラスを取り出すと、紅蓮がきょとんとした顔で問うてきた。

「ぼっちゃん?何をしておるのだ?」

「何って•••酒を飲みに来たんだろう。グラスが無いと飲めんだろうが」

「?私はここで飲もうなどと言った覚えはないぞ。」

「え?」

まさかと思って紅蓮の顔を見ると、その通りだと言わんばかりの視線が返ってきた。

「うむ、今ぼっちゃんが考えている通りだ。私と共に地上に出て、2人きりで飲み明かそうということよ。」

「•••危険じゃないか?」

私が問うと、紅蓮が不満そうな顔で答えた。

「何を言うておるのだ。今までも、地上で私と飲んだ事があるだろう。その時のことを忘れたのか?それとも、私の強さが信用ならぬとでも?」

どうやら、機嫌を損ねてしまったようだ。

「•••すまん、そんなつもりはなかったんだ」

「ほう?」

紅蓮の顔が、焦れったそうに険しくなっている。彼女を宥めるには、もはや選択肢は1つしかないのだろう。

「•••わかった、行くよ。行くから、機嫌を直してくれ」

「よかろう。最初から、そう言っておればよかったのだ」

良かった、なんとか機嫌を直してくれた。せっかくの休日がまたも潰れてしまったが、もはやそんな事はどうでもよかった。この飲んだくれは、どれだけ説明したって聞かないだろうから。

「それじゃあ、参ろうか、ぼっちゃん。」

「ああ、ちょっと待ってくれ」

急かす紅蓮を抑えて、私はBlaBlaを開いた。

「•••?何をしておるのだ?」

「何って•••仲間たちへの連絡だよ。いきなり私が消えていたら、彼女たちもびっくりするだろう。」

そう言って、私はスマホの画面と向き合った。そのせいで、何故かまた不機嫌になった紅蓮の動きを見逃してしまう。

紅蓮が、いきなり私のスマホを取り上げた。

「ちょっ、紅蓮!?何を•••!」

「こんなもの、酒を楽しむのに必要ないであろう?」

「いや、そんなことは•••!」

「つべこべ言わず、さっさとついて来んか。そんな事では、男が廃るぞ、ぼっちゃん。」

それとこれとは話が違うだろ•••
そんな事を思ったが、もはや今の紅蓮に何を言っても無駄だろう。

私は差し伸べられた紅蓮の手を握って、共に地上へと向かった。

ヤンデレ紅蓮概念
ヤンデレの紅蓮に指揮官が攫われるだけのお話です。拙い文章で申し訳ありません。指揮官と紅蓮の間で視点がちょくちょく変わります。

ああ見えて紅蓮って結構湿度高いと思うんですよ。そんな私の妄想をそのまま書き出しました。
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2024年3月16日 11:24
ホネ
コメント
oyakata
oyakata
2024年3月25日
つちお
つちお
2024年3月16日

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