【ソフトバンク】城島健司CBO「麻雀屋の息子に産まれた力が発揮できる」創価大・立石正広の争奪戦参入
ソフトバンクが城島健司CBO(49)の強運に期待し、23日のドラフト会議で創価大・立石正広内野手(21)の争奪戦に参入する。大学NO1野手については、広島が1位指名を公表。阪神、ヤクルト、日本ハムも1位指名が有力視され、最低でも4球団以上の競合となる見込みだ。パ・リーグ1位のソフトバンクは、ウェーバー順が12球団最後。くじ引き役の城島CBOは「麻雀屋の息子に産まれた力が発揮できるときが来た」と意気込んだ。
ソフトバンクは名前こそ公表しなかったが、創価大・立石の1位指名を決めた。この日、都内でドラフト前日のスカウト会議を開催。「一番評価した選手に行く。抽選だったら、CBOが行くことで決まりました。引きが強いですから。海底(はいてい)に期待!」と、永井智浩編成本部長(50)が明かした。
「海底」とは麻雀用語で、その局の一番最後の牌(はい)。ウェーバーの順番が12球団最後なので、競合確実の立石の獲得は抽選クジで「残り福」に期待するしかないという意味だ。だが、そのくじ引き役にうってつけの男がいた。昨年は小久保監督が明大・宗山(楽天)をくじで逃したが、今年は日本シリーズの準備に専念するためにドラフト会議を欠席。今年1月に就任した城島CBOが、大役を引き受けることになった。
城島CBOは現役時代、勝負強い打撃で「スーパー捕手」の異名を持った。「麻雀屋の息子に生まれた力が発揮できるときが来たかなと思います。験担ぎ? 海底のたびに験担ぎしてたら麻雀が進まんでしょ」と球界きっての雀士であり、釣り師でもある男が腕ぶした。「神のみぞ知る…なので、本当にいい出会いがあれば。我々が評価している選手ですから。祈ることしかできない」と、最後はまじめな顔でドラフト会議デビューに思いをはせた。
ソフトバンクは毎年、補強ポイントに左右されず、最大の目玉選手を1位指名する方針を貫いてきた。永井編成本部長は「守備も二塁を守れるし、足も速いですし、全ての部分で高いレベル」と大学日本代表の4番・立石を高く評価。最後は投手で最高評価した健大高崎・石垣との比較となった。パ・リーグ連覇の王者が、今年も最大の大物釣りに挑戦する。(島尾 浩一郎)
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