ソフトバンクは22日、東京都内でドラフト前日の最終スカウト会議を行い、昨年に続いて1位指名選手を非公表とした。対応した永井智浩編成育成本部長兼スカウト部部長(50)が明かした。
今ドラフトは即戦力野手と評される創価大の立石正広内野手、高校生では群馬・健大高崎高の最速158キロ右腕・石垣元気投手に注目が集まっており、ソフトバンクも最上位候補にリストアップしてきた。しかしこの日までに両選手の指名を行わないことを決定。代わりに西武が1位指名を公表している強打の小島大河捕手(明大)や、最速152キロ右腕の中西聖輝投手(青学大)らを候補に挙げたもようだ。
会議後、取材に応じた永井本部長は「評価の高い選手は数名いた。その中でしっかり議論ができた。(1位指名は)一番評価した選手にいくということ。もし抽選になったら(城島)CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)がいってくれるというところで決まりました」と説明した。
また、今ドラフトで注目選手の一人に挙げられる岩手・花巻東高出身で、現在は米スタンフォード大でプレーする20歳の佐々木麟太郎内野手について永井本部長は「持ち味は打撃。その辺は高く評価してるし、リストには入れようと思っています」と説明した。