小泉家から60年ぶり…小泉進次郎防衛相が誕生 祖父・純也氏は防衛庁長官「安保男」の異名
首相指名選挙で憲政史上初の女性首相に選出された高市早苗首相(64)による、第1次高市内閣の組閣が21日発表され。自民党総裁選の決選投票で破った小泉進次郎農相(44)が、防衛相に起用された 【写真】小泉進次郎の祖父・小泉純也氏 新任の木原稔官房長官が、閣僚名簿を発表した。 高市氏は総裁選で戦った4人についていずれも要職で起用する方針を示しており、茂木敏充元幹事長(69)は外相、林芳正前官房長官(64)は総務相に起用。小林鷹之氏は党政調会長に起用され、すでに活動を始めている。 進次郎氏は、米海軍施設や海上自衛隊司令部がある横須賀市が地元(神奈川11区)ということもあり、初当選以降、安全保障政策にも心を砕いてきた。一方で、これまで2度敗れた総裁選を通じて経験不足も指摘され、14日に進次郎氏の防衛相起用案が報じられた際には、「小泉防衛相」がインターネット上のトレンドワードに浮上したほどだった。 進次郎氏は、小泉家の4代目の世襲政治家だが、父・小泉純一郎元首相の父親で、自身にとっては祖父に当たる小泉純也氏は、かつて、1964年7月から1965年6月にかけて、池田勇人内閣と佐藤栄作内閣で防衛庁長官を務め、「国会の安保男」との異名をとったことでも知られる。役職名は異なるものの、進次郎氏は今回、小泉家として約60年ぶりに、祖父に続いての防衛相ポストに就任する形となった。