東京都立病院機構は22日、多摩総合医療センター(府中市)の患者188人分の個人情報が流出したと発表した。
機構によると、20日、都庁内の機構本部に「駅のトイレで病院の封筒に入ったUSBを拾った」とする文書と、患者の個人情報が記載されたA4判のリスト7枚が入った封書が届いた。記載されていたのは、2007、15、16年に胃がん手術を受けた患者153人の氏名や生年月日、手術日など。
また、医療センターの患者宅にも同様の文書と、10~12年に消化器外科で手術を受けた患者34人の氏名や生年月日、住所、電話番号などが記載されたリスト1枚が入った封書が届いた。20日に患者から連絡を受け、医療センター職員が封書を回収した。
機構は文書が似ていることなどから、同一人物が送った可能性があるとみている。医療センターでUSBを紛失した事案はなく、府中署に相談し、個人情報が記載された患者に謝罪するという。【柳澤一男】
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