ZZZ×ARMORED CORE 6   作:ジョシュア・オブライエン

3 / 50
前置きとしては…
その場にいるキャラ(エージェントなど)のセリフは「」
通信などで会話しているキャラのセリフは『』
ブリーフィングのセリフには””
が振られています。読みにくいと思うでしょうが、
これからも、この〈ZZZ×ARMORED CORE 6〉をよろしくお願いします。


Chapter 1:A cat's lost item
Chapter 1:A cat's lost item ① ~briefing~


ハンドラー・ウォルターの猟犬こと”C4-621”がひと悶着(治安局航空隊との戦闘)がありながら、周囲の残骸から、生きている戸籍を奪い取った後。

”独立傭兵レイヴン”としてそこそこ名を上げかつ、様々な企業などの組織からの依頼をこなし始め、武装なども整ってきた模様。

 

◇◇◇

 

場所はウォルターと621の拠点にて、C4-621こと”独立傭兵レイヴン”は、

”ヴィジョン・コーポレーションによる民生プロジェクトの旧都地下鉄の改修開始!”

という見出しのネット記事を呼んでいた。

 

「……621。仕事だ。今日も名指しでお前に依頼が来ている。」

「表向きはビデオ屋だが、プロキシとして活動しているRandom_Play及びパエトーンからの依頼のようだ。ブリーフィングを確認しておけ。」

ウォルターからそう指示が入り、記事を閉じてブリーフィングを開始した。

 

◇◇◇

 

”初めまして「独立傭兵レイヴン」。君の噂はよく聞いているよ!。私の名前はリンだよ。よろしくね。そして君のお父さんのウォルターさんには以前本当にお世話になったかな…。

 

……おっとっと、話がズレちゃった。ごめんね。

最近私たちが懇意にしている組織”邪兎屋”から”デッドエンドホロウ”と呼ばれる、とても危険な共生ホロウにて「猫宮又奈」の家族の遺品を探して欲しいという依頼が来てね…

その依頼の最中にデッドエンドホロウの先にある、ヴィジョンの旧都列車の爆破解体計画の爆破解体エリアに閉じ込められちゃったんだ。

君もヴィジョンの旧都列車の爆破解体計画について聞いたことはあるよね?

…しかも爆薬を輸送する無人列車が到着して準備が整い次第、パールマンの指示により爆破解体が行われるそうだって。

 

…君にお願いしたいのはその依頼をこなす間に私たちの護衛をお願いしたいんだ。

条件は「デッドエンドホロウ内部で、爆薬を輸送する無人列車を止めること」、「君を含めた全員が生還すること」の二つ。

報酬はキチンと出すからよろしく頼むね。”

 

◇◇◇

 

「……デッドエンドホロウに居るヌシ級の要警戒エーテリアス「デッドエンドブッチャー」は一度ホロウ調査協会が都市開発のために討伐作戦を実行したが…結局見事に返り討ちにされた。お前たちが奴に遭遇する可能性も高い。だが、無理に相手にする必要はない。」

「……それと、ヴィジョンコーポレーションについてだが、少々悪い噂があるようだ…先日TOPS入りを果たしたアーキバスコーポレーションやベイラム・インダストリーのようにTOPS財政ユニオンに加入が目的の企業らしい」

 

            -メインシステム 戦闘モード起動-

 

「621。お前の価値をあいつらに示してこい……。」

 

◇◇◇

 

『始めるぞ621。まずはパエトーンらと指定されたポイントで合流しろ。』

『デッドエンドホロウはその名の通り、入った者の大半は確実に死に至る。集中を切らすな621。』

621はあまり目立たないように、デッドエンドホロウ内部の異空間をアサルトブーストで突っ切っていく。

 

「――おお、凄い……!直接ホロウの中と通信できるプロキシなんて初めてだぞ!どうりでニコが新エリー都最強のプロキシって言うわけだ!……ん?」

 

621の機体がアサルトブーストを解除し、パエトーンたちに着陸した。

『ここが指定されたポイントだが……。621。無事に合流出来たようだな』

「──にゃ!?あんたが”独立傭兵レイヴン”だったのか!?」

 

『あっウォルターさん久しぶりですね。それと、初めましてレイヴン。僕が依頼主のリンの兄のアキラだ。今はボンプの中だけどね。そして彼女がその…』

「あたしは猫又!」

 

「…。」

621が現在、アキラが入っている白と黒の二色のボディで、襟元に巻いたオレンジ色のスカーフが外見の特徴のボンプをカメラアイ越しに凝視している

『…レ、レイヴン。どうかしたのかい?』

 

『621。いまアキラがボンプに使っているのは俺がお前のACに接続しているものと同じものだ。後で説明する。今は依頼に集中しておけ。』

「……もしかしなくても、こいつも直接ホロウの中と通信できるのかにゃ…?」

『俺はウォルター。そして、今この機体の中に居るのはC4-621。ここでの名義は”レイヴン”だが…』

621は機体の頭部部分をうなずかせるように動かした。

 

◇◇◇

 

『…よし、猫又、レイヴン、お兄ちゃん、準備は出来たね。動く前に、まずは要点をおさらいしてみて。』

そうした短い自己紹介を終えて、リンは本題に入ろうとしていた。

 

「あたしたちの目標は、爆薬を積んだヴィジョンの無人列車。」

「自動運転モードの列車はコンピュータが操ってるから、線路に障害物を置けば…」

「強制的に進路をトンネルの方に変えられる!」

 

『……列車がトンネルで減速を始めたら、猫又は列車にそのボンプをメンテナンスハッチまで投げ入れる。』

『そしてアキラが列車を運転室のコンピュータを故障させ、列車を緊急停止させる。』

『俺と621は周囲の警戒だ。』

 

『私と”faily”が見ててあげるから、カッコいいとこ見せてね!お兄ちゃん!』

『あ…そうだった。あと残念なことだけど、デッドエンドブッチャーの具体的な位置はまだ分からないの』

『みんな、気を付けてね!』

猫又やウォルターが必要事項を、リンは注意事項を改めて共有。

621は…聞くだけだったが。

 

『…今日の仕事は長くなりそうだな。続けるぞ621。』

 

『じゃあみんな!行動開始!グッドラック!!』

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。