ゲヘナ学園風紀委員会所属オートマタのバルバトスさん 作:とろろんぼ〜ん。
バルバトスの(おそらく)第七形態、PVだけでもかっこいいって分かりますよね!しかも太刀が継続だなんて……感激極まりない!
あと、スズミさん。とうとう新衣装出ましたね。おめでとうございます!石がパーになる予感しかしないけれども………。
周りには草1本と無い極地の砂漠。
嵐により、砂は吹き荒れ、視界は悪い。
そんな中で、その中心部には大きな窪みがあった。
その窪みは広さ120m、深さ12m程あるクレーターで、その中には鉄屑や鉄の棒、大砲用の薬莢や、巨大な折れた刃物、用途不明の太く長い鉄の杭まであった。
その中心部。そこには建築物の名残のような塗装が剥げ、傷ついた巨大で厚い鉄板があり、その中心部にはナニカがいた。
人型のロボット、将又オートマタで、所々装甲は無くなり、フレームがむき出しになっていた。
顔は狼を彷彿とさせる鋭く、相手を睨むような構造になっており、額から頭頂部にかけて三日月の様な黄色のアンテナがあった。
彼の者の名は──────。遠い昔巻き起こった───の《72の英雄の一機》であり、《8番目の悪魔》の名を冠する者。
そして、彼の者の眠りは、目覚めようとした。
「──────さ─!おき───さい!起きてください!」
女性の怒声混じりの呼びかけで目を覚ます。
夢を見ていたのかと、出ないはずの涙や目やにを拭うかのように
目の前に居たのは青髪でタブレットを持ち、胸の両サイドが開けた、ふざけたような制服を着た女性だった。
それを確認すると、面倒くさそうに立ち上がり、近くにあった大きなメイスを握る。
「んだ、アコか………」
目覚めて損したと言わんばかりに落胆し、気だるそうな声で呟いた。
「アコかじゃありません!しっかりしてください!あなたは一体何を考えているんですか!?見張り番だと言うのに…!風紀委員会のオートマタとしての自覚が足りないんじゃないんですか!?」
「あー、はいはい。わかりました、すみません。気をつけます」
「風紀ガン無視みたいな制服を着てるアンタには言われたくない」と返そうとしたが、流れ的にもヒートアップする予感しかなく、メイスを壁に立てかけ、両手を上げて、謝意も反省の意も微塵もない態度と声でアコと呼ばれた女性にそう返す。
「はぁ……これ以上言っても体力と時間の無駄でしょうね。次、このような事があった場合はヒナ委員長に報告させていただきます」
「ひぇー……、それだけはご勘弁……」
嫌な事でも思い出すかのように頭を振り、落ち込んだ声で言った。
アコは見慣れている筈だが、そのような態度を取る《彼》に少し見慣れなさを感じる。
それもそのはず。《彼》の身体は所々基部や身体を動かすシリンダーが露出した機械であり、全高は凡そ3m。全身を白を基調としたトリコロールカラーの装甲を身につけており、両肩には丸みを帯びたショルダーアーマーを着け、右側には自身が所属する学園───《ゲヘナ学園》の校章。左側には自身が所属するゲヘナ学園の組織───《ゲヘナ風紀委員会》の紋章が黒い塗料で描かれていた。
そして頭部は白を基調とし、刺々しく、緑色に光るツインアイは相手を睨んでいるかのような鋭さがあった。そして額から頭頂部にかけ、三日月の様なアンテナが特徴的だった。
「全く……それで、私があなたの元に来た理由、分かりますね?」
「えー、もしかして休k「わ・か・り・ま・す・ね?」仕事ですかね………?」
「はい、その通りです」
休暇、と言おうとしたのだろう。だが、アコの圧により仕事と言わざるを得なくなり、渋々そう聞く。
それにアコは普段通りの声に戻り、タブレットの画面を触り、《彼》に見せた。
「あなたには運送ヘリと戦車の相当をしてもらいます」
「またァ…?最近多くなァい?」
緑色のツインアイを下半分だけ光らせ、半目のようにしてアコにそう聞く。
アコは「その通りです。今回もです」と疲れが混じった声で返した。
「他の不良生徒はイオリと風紀委員が対処するので、あなたは兵器の掃討が終わればすぐ離脱してください」
「まぁ、あのイカレポンチ共が居ないだけまだマシか……。りょーかい。ちゃっちゃと終わらせて返ってくる」
脳裏にこびりついて離れない
「しっかり完遂してきてくださいね」
「当たり前だ、俺を誰だと思ってんだ」
《彼》はフンスと自信ありげに豪語し、背部のバックパックにあるスラスターを吹かし、高く跳躍した。
彼の名は《ガンダム・バルバトス》。
ソロモン王に仕えたとされる72柱の内の8番目に値する狩人の悪魔の名を冠するオートマタ。
不明な部分が多い謎のオートマタにして、風紀委員会所属の対兵器用オートマタである。