フランスのサルコジ元大統領、刑務所に収監 禁錮5年の有罪判決に「無実」訴え上訴中
サルコジ元大統領に禁錮5年、収監される刑務所はどんなところか
(CNN) 共謀罪で禁錮5年の判決を言い渡されたフランスのニコラ・サルコジ元大統領が21日、パリ南部のラ・サンテ刑務所に収監された。フランスの大統領経験者が刑務所で服役するのは初めて。
同日午前、車で自宅を出たサルコジ元大統領は、集まった支持者に車の窓から手を振ってみせた。車は数十台の警察車両に囲まれて刑務所へ向かった。
サルコジ元大統領は2007年の大統領選挙でリビアからの資金提供と引き換えに外交上の優遇措置を画策したとされる事件をめぐり、共謀罪で先月、禁錮5年を言い渡された。元大統領側はこの判決を不服として上訴している。
ラ・サンテ刑務所では独房またはいわゆる「VIP棟」に収監される見通し。VIP棟は一般的に、安全上の理由から一般の受刑者と一緒にするのが不適切と判断された人物が収監される。
VIP棟の監房は、備え付けの金属製ベッドとマットレス、小さな机、冷蔵庫、調理用コンロ、テレビ、シャワー、トイレ、洗面台があり、許可された番号に電話できる固定電話回線もある。
サルコジ元大統領は刑務所に向けて出発した直後、X(旧ツイッター)に投稿した声明で自身の「無実」を改めて主張し、「今朝収監されるのは共和国の元大統領ではなく、無実の男だ」と強調。「この司法スキャンダルを非難し続ける」と訴えた。
弁護団は同日、CNN提携局BFMTVに対し、サルコジ元大統領の早期釈放を求めていることを明らかにした。裁判所がこれを認めるかどうかは2カ月以内に判断する。