国民・玉木代表、高市新総理の選出に「役所がいろいろ言ってくると思うが、高市カラーで大なたを振ってもらいたい」「経済成長戦略は我々と重なりもある。その点はしっかり協力する」

玉木雄一郎氏

　21日に召集された臨時国会で、自民党・高市早苗総裁が第104代内閣総理大臣に選出された。夕方、皇居での親任式を経て、日本初の女性総理に就任する。一時は、総理候補ともされた国民民主党・玉木雄一郎代表は“高市カラー”を全面に出しての経済成長戦略を求め「その点にはしっかり協力する」と述べた。 【映像】高市早苗氏、総理選出の瞬間 　玉木代表は、高市氏の総理選出について「まず心から喜びを申し上げたい。特に日本で初の女性首相で歴史的でもあるし、率直にうれしく思う。ぜひ頑張っていただきたいとエールを送りたい」と述べた。また、「期待するところは、経済政策と物価高対策。国民民主党は現役世代を元気にする、日本の強い経済を復活させる成長戦略を訴えてきたが、この点においては、高市新総理の主張とかなり重なるところもある。ぜひ閉塞感を打破するために、大なたを振ってもらいたい。我々との政策の重なりもあると思うので、その点にはしっかり協力をしていきたい」と語った。 　第三極としての立ち位置をどう考えるかに関しては「逆に言えば、原点回帰。これまでいろいろ連立交渉があったが、新しい枠組みがスタートしたので、やはり対決より解決、政策本位で判断していくことがより大事。多党制イコール日本政治の不安定化にしてはならないと思っている。前に進めるべき政策については、我々は野党の立場だが、協力するところは協力する」と、これまでの主張・方針を貫くとした。 　また、自民党・公明党、国民民主党との3党で合意していた「103万円の壁」の引き上げ、ガソリン暫定税率廃止などについては、新たに自民党と連立を組んだ日本維新の会も協議に加わるとし「自民党が維新を加えなきゃいけないという話をしていたらしいので、たぶん4党の枠組みになって政策責任者あるいは税調レベルで議論を開始することになる」と説明した。 　高市政権への期待について「ぜひ責任ある積極財政をどんどん進めてもらいたい。そこが高市新内閣に一番国民が期待しているところ。役所がいろいろ言ってくると思うが、高市カラーをしっかり出していただきたい」と話していた。 （ABEMA NEWS）