「泣いたら殺すよ」5人の女児を脅して性的暴行を繰り返した男の裁判で明らかになった〝鬼畜の所業〟
1時間ほどの間に3人の女児を…
「被告人は’24年4月中旬、下校途中のBさんをアパート敷地内に連れ込み、性的暴行におよび、その様子をスマホで動画撮影するなどしました。被告人は犯行後、Bさんに『お父さんとかお母さんに言ったら、殺すからね』などと口封じをしました。
Bさんは、現在まで、両親にも被害を受けたことを話しておらず、被告人のスマホから発見された動画から、(Bさんの)両親の協力を得て、被告人の犯行を特定しました」
「被告人は’24年9月下旬、下校途中のAさんに『奥にケガをしている女の子がいる』などと嘘をついて、空き家の敷地内に連れ込み、『泣いたら殺すよ』などと言って性的暴行を加え、その様子を動画撮影しました。その際に、Aさんにケガを負わせています。
Aさんがその日のうちに両親に被害を訴え、両親が警察に通報したことから、捜査が開始されました」
Aさんの両親から通報を受けて捜査が開始されていた、まさにその時に、友野被告は盗撮にも及んでいる。
「被告人は’24年9月28日と10月3日、駅構内や路上で、成人と思われる女性のスカートの下にスマホを差し入れ、下着を盗撮しました」
その後も友野被告の犯行は止まらなかった。10月19日に逮捕される直前には、なんと、わずか1時間ほどの間に、3人の女児に次々と性的暴行を加えていた。
「被告人は’24年10月中旬、下校途中のCさんをアパート敷地内に連れ込み、『殺すよ』と脅して性的暴行を加えましたが、Cさんが泣きやまなかったことから、逃走しました。
その約10分後、下校途中のDさんを駐車場内に連れ込み、脅して性的暴行を加えましたが、Dさんが防犯ブザーを鳴らしたことから、逃走しました。
さらにその約30分後には下校途中のEさんをアパート敷地内に連れ込み、性的暴行を加えてその様子を動画撮影しました。Eさんの事件についても、Eさんも、現在まで、両親に被害を受けたことを話しておらず、被告人のスマホに保存されていた動画から、(Eさんの)両親の協力を得て犯行を特定しました」
検察官は冒頭陳述の最後にこう述べた。
「被告人は’24年10月19日にAさんの事件で逮捕され、その後順次、Bさん、Cさん、Dさん、Eさん、それぞれの事件で逮捕され、起訴されました。なお、被告人はBさんの事件で逮捕されたのちは取り調べを拒否し、捜査に協力することはありませんでした」