迷って選ぶ、また迷って選ぶ──人生は、その連続だ
「ねえ、人生ってさ、正解が見えたことって一度でもあったっけ?」
これは、50歳目前になった今の私が、ふと自分に問いかける言葉です。
迷って選んで、また迷って、結局選び直して。
そうやって私はここまで生きてきた気がする。
子どもたちのそばにいたい。
そう思って会社を辞めて、フリーランスの道を選んだ。
自由な働き方ができるはずだったのに、心の中はずっと自由じゃなかった。
毎晩、転職サイトを開いては「今が限界かも」と思ってた。
“安定”という言葉がまぶしくて、「やっぱり会社員に戻るべき?」って。
でも履歴書を書き終える頃に限って、
「すみません、急なんですけど、ぜひこの案件お願いできませんか?」
って連絡がくる。
面接の予定を入れた日に、娘が熱を出す。
「やっぱりタイミングが悪い」と思うと、
今度はディレクターから「この特番、ぜひリサーチお願いしたい」と連絡がくる。
そのたびに、ふと感じるんです。
——これ、誰かに見られてる? まるで人生のどこかで、 誰かが私の選択を、こっそり覗いているみたいで。 「それで、本気でやめるつもり?」 って、小さく問いかけてくるような。 笑っちゃう話だけど、 本当にそんな気配を、何度も感じた。
AIが生まれて、私の仕事がいつまで続くのかも見えなくなって。
リサーチャーとしてやってきた20年。
その20年の間、ずっと「この働き方は正しかったのか?」と、何度も自問してきた。
でも今こうして、娘たちが高校生になって、
「ママはいつもそばにいてくれた」と言ってくれると、
“正しかったかどうか”ではなく、“選びたかったかどうか”が大事だったんだなと思う。
この先の人生も、迷ってばかりだと思う。
でもね、迷いながらでも進むことが、一番強い生き方なんじゃないかと思ってる。
娘たちへ。
いつかあなたたちも、自分の人生の選択で立ち止まることがあるかもしれない。
でもそのときは、自信なんてなくてもいい。
不安でも、正解が見えなくてもいい。
“迷って選んだ道”を、きっとあなたの足で正解に変えていけるから。
私は今も、迷いながら進んでる。
でもそれも、なかなか悪くないよ。
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