待望の“昼スナック紫乃ママ本”、第2弾『「会社を辞めて幸せな人」が辞める前に考えていること』が発売されました。会社を辞めて幸せな人、辞めずに踏みとどまった人の話から、紫乃ママ(実はキャリア支援のプロ)が人生後半のキャリア戦略を指南します。同書から一部を抜粋してご紹介します。
長く働いた会社が吸収合併によって一変。徹底した成果主義に変わり、息苦しい日々を送る小澤尚子さん(仮名、51歳)。スナックひきだしに来店したときの相談と紫乃ママの回答とは? まずは過去の記事から、来店時のストーリーをご紹介します。
→早期退職制度の検討は、これからの働き方を考えるきっかけになる。「ライスワーク」は1つじゃなくていい
会社を辞めるかを10人に相談…踏みとどまった尚子さん
・早期退職の募集に「会社を辞めるべきでは?」と自問自答を繰り返す。2カ月後には希望外の部署への異動も決定。
・早期退職するか、望まない異動に甘んじて働くかを迷っていると、夫から「キャリア迷子だな」と言われてしまう。
・明るい未来が見えず、10人に相談。会社に残ることを決めた。
・紫乃ママからは「会社に重心を置き過ぎないほうがいい」と言われ、3つの場所(下図参照)について考えては?と提案される。
紫乃ママからの言葉
社会も、会社も、自分も変わる。会社という「箱」を利用する気持ちで働こう
早期退職の募集という神様からの「そろそろ次を考えなさい」っていうメッセージに対して、尚子さんは、ちゃんと受け止めて考えてみたわけよね。その結果、会社に残ると決めたんだったら、それでいいと思う。何も考えないで、漠然と定年を迎えるよりずっといい。一度は辞めようかなと思った会社なんだから、半分はもう離婚したようなもの。今は会社と「仮面夫婦」の状態なんですよ。今までは会社にいろいろなものを求め過ぎていたし、もっと大事にしてくれるはずだと思いこんでいたわけですよね。
ミドルシニア世代にとって、早期退職勧告はいろいろな形で何回も来る「お知らせ」。そこで、すぐドーンと大きなシフトをする人もいれば、ちょっとずつ小さくシフトする人もいる。そのシフトの幅は、そのときのエネルギーの状態やどれだけ準備ができているか次第で変わっていいと思う。何も準備がないまま、いきなり大きくギアチェンジしたら大変だもの。アクセルとブレーキを踏み間違えて突っ込んで大失敗、みたいなこともあり得ますから。