「個人のキャリア」を卒業して、「みんなのキャリア」を考えたら、世界がちょっと面白くなった話
突然ですが、キャリアって誰のものですか?
「え?そりゃ自分のものでしょ?」
——ですよね。でも最近、私はそれだけじゃないなと思うようになりました。きっかけは、チームのミーティングでふと出たこの一言です。
「それって、みんなにとっても良いキャリアになるんだっけ?」
自分のキャリアはずっと「自分のもの」だと思ってきました。
でもチームの未来を考えるとき、「みんなのキャリア」という視点が意外と大事だと気づいたんです。
今日はそんな話を、ちょっと寄り道しながらお届けします。
「自分のキャリア=自分だけのもの」という思い込み
社会人になってから、キャリアってずっと「自分ごと」でした。
「5年後にはこんなスキルを身につけて、こうなっていたい」
「市場価値を上げるために何を学ぶか」
この手の考え方は、自己投資とかキャリアデザインの王道ですよね。
でも、仕事の現場って、そんなに一人で完結しますか?
むしろ、「チームでどう価値を出すか」の方が圧倒的に重要だったりしません?
なのに、「キャリアは個人で考えるもの」という呪いに、私もすっかりかかっていました。
チームのwill-can-mustって何?
リクルートには「will-can-must」という有名なフレームがあります。
要するに「自分はどうしたい(will)」「自分にできること(can)」「求められること(must)」を言語化して、自分の成長と会社の成果をつなげるツールです。
これ、個人のものだと思っていたんですが、これをチームで考えるという視点も重要だと思うようになってきました。
「みんなで目指すwill」
「みんなで発揮するcan」
「みんなで背負うmust」
これをチーム単位でを共有しながら、個の意志とチームの意志をすり合わせる。
「みんなのキャリア」を考えると、ちょっと気が楽になる
この「みんなのwill-can-must」を考えるようになってから、キャリアの捉え方が変わりました。
それまで、「自分は何者で」「何ができて」「何を目指すのか」と、一人で考え抜くものだと思っていたキャリア。
でも、チームの目標や仲間の強みを踏まえたら、「あ、自分はここを担当しよう」「今のフェーズはチーム的にこっちが大事だから、そっち寄りにスキル伸ばそう」と、発想がガラッと変わったんです。
「私が全部できなきゃ」とか、「自分一人でキャリアを完結させなきゃ」というプレッシャーがなくなる。
キャリアって、みんなで作るものでもあるんだと思えたら、なんか肩の力が抜けたんですよね。
「willは一度決めたら変えちゃダメ」問題
willって「一度決めたら貫くもの」という誤解、結構ありません?
これ、めちゃくちゃ危険です。
好奇心だって、価値観だって、環境だって、変わるもの。
それなのに「5年前に決めたwillに縛られて苦しい…」なんて、もはや本末転倒。
その時その時の「今、ちょっとワクワクすること」を素直にwillにする方が、よっぽど健全だし面白い。
willは“うつろうもの”、この感覚を持ってるだけで、キャリアがだいぶラクになります。
脱線:意志ってそもそも何?
ここまで読んで、「結局willって何?」と思ってません?
辞書的には「意思=何かをしようとする心持ち」「意志=何かをしたいという考え」と言われますが、正直ピンときません。
個人的には、「今、心が向いている方向」ぐらいにラフに捉えてます。
その方向が数ヶ月で変わっても全然OK。
例えば、「生成AIにハマってるから、AI活用プロジェクトに関わりたい」とか、「チームが新規事業で苦戦してるから、事業開発スキルを伸ばしたい」とか。
その時のリアルな関心ごとがwillで十分です。
結論:「個のキャリア」だけ考える時代は終わった
長々と好き勝手に書きましたが、言いたいことはこれです。
キャリアは「自分のもの」だけじゃない。「みんなのもの」でもある。
・自分のwillとチームのwillをすり合わせる
・個の強みとチームの強みをつなげる
・一人で背負いすぎず、「みんなのキャリア」に貢献する
こういう発想を持てるだけで、キャリアの景色がガラッと変わります。
まとめ:これからのキャリアの新常識
最後に、これだけ持ち帰ってください。
1. willはうつろうもの(変わってOK)
2. キャリアは個人戦だけじゃなく、チーム戦でも考えられる
3. みんなのwill-can-mustを意識する
この3つ、覚えておけば、キャリア迷子になる確率がグッと下がります。
(※迷子になったら、またこの文章読みに来てください)
おまけ:あなたはどうしたい?
最後に、リクルート名物のこのセリフを贈ります。
「で、あなたはどうしたい?」
この言葉、最強のwill探知機です。
一人で答えが出ないときは、誰かと一緒に考えるのも大アリです。
なぜなら、キャリアは「チームでも考えられること」だから。


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