鎖無き世界   作:エ・駄・死だな

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あんま先生の出番ないのは許してくれい。

どうせエデンで死ぬ程出番あるから…


妖怪太もも100kgウーマン!!

 

 

 

キュイイイイイイン………

 

 

 

 

「「光よ!!/最大出力!!」

 

 

 

同時に放たれたビームは、衝突し爆発。いくつか気絶した奴らもいるが、気にしてる暇は無い!

 

 

アリスはまだ発射後の反動で硬直している。今のうちに……

 

 

先程よりかはかなり見劣りするエネルギー弾を放ち、攻撃する。

 

 

「あうっ!?」

 

幸い効いている様で、よろめている。

だが、流石に一筋縄ではいかない。素早く反撃を仕掛けてくる。

 

 

出力や燃費……基本的な性能はあちらが上か。

…なら。

 

 

 

「…えっ!?」

 

電磁砲を背負い、アリス目がけて猛ダッシュ。観客もアリスも驚いた様で一瞬硬直するが、構わずまた撃ってくる。

 

 

精度は良くないものの近づくにつれ当たる頻度は高くなる。

そう。それが狙いだ。

 

また目の前に光の塊が映る。それを右手で受け取り、まだダッシュ。アリスまで……もう20mもない。

 

 

左手で背中に掛けていた電磁砲を取り出し牽制。この距離なら狙わなくても当たる。

 

 

「っあ…!」

 

 

アリスはもう目と鼻の先。右手を突き出し、おでこに突きつける。

瞬間、右手から大量の電気が放出され、水色の光が飛び散る。

 

 

 

 

「あばばばばばば!!!」

よくわからない奇声を上げながら、アリスは倒れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ゆ、勇者アリスよ。私の勝ちだな?」

 

決闘宣言時よりも更に強い声が上がる。見せ物にされるのはちょっと嫌だが、割り切ろう。

 

「くっ……!ア…リスは…!負けていま…せん!」

 

「………斬り捨てられたいのか?」

演技は勿論忘れない。

 

 

「……ふん。勇者と知って興味が湧いたが、この程度か。………飽きた。お前程度の存在など生かしても変わらない。この屈辱を一生覚え、卑しく生きていくがいい。……だが、次私に刃を向けたら、その時が最期だ」

 

 

「ア、アリスは…!」

 

少々言い過ぎてしまったか、とアリスを励ます言葉を見つけようとしてると……

 

 

「…アリスはこの展開を知っています!これは、「強大な敵に倒されて、その後師匠との新しい技を覚える」パターンです!」

 

「……は?」

 

その目はキラキラと輝いていた。ただ、演技を止める訳にもいかないのでそのまま試射場から立ち去ったが……

 

 

 

 

 

 

 

 

「何だってこんな事を……!!」

「ま、まぁアリスも楽しそうだったし……それに、ユウキの演技も完璧だったし…!」

「何処かで演技の練習でもしてたのか?」

 

「………まぁ、悪役はしてたかもな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あまりミレニアム内での評判下げたく無いんだけど……もしかしてもう手遅れか?」

 

ドンドンドンと扉を叩く音が聞こえる。

 

「あぁ、この音は恐らく…」

 

「アリスに一体どの生徒が何してるの!?ちょっと!開けてほしいんだけど!」

 

「……ユウカ(ロリコン)だな」

 

「…ろりこんって何だ?」

「自分より幼い……可愛い子供に好意を向ける……少し良くない人達だね」

 

ドンドンドン!!

 

「つまり…変態ってことか?」

「おおむね合ってはいるよ」

 

「ちょっと!?妙な言葉を教えるんじゃ…!これは懲戒処分も視野に…!」

 

 

「ゆうかの身長はいくらなんだ?」

「ゆうかじゃない、ユウカだ……あぁ、確か私よりかは低かった筈だ」

 

「私より小さいな。一応聞くが、体重は?」

「自分より身長が高い時点で好意を抱かれる心配はなくなっけど……確か、ヴェリタスから100kgあると…」

 

「ちょっと待って!??!…と、とんだデマを流してくれたわね…!ヴェリタス…!」

 

「100kg!?どんな生活をしたらそんな体重に…!?……いや、もしかしたら全身が筋肉の塊の可能性も…!」

 

ドンドンドン!!

 

 

「ああぁぁもう!!こうなったら…!」

 

バギィン!!!

 

閉めておいた筈のドアがぶち壊された。音的に銃を使った訳じゃなさそうだな…

 

そしてその中から現れたのは…!

 

 

 

ヌッ……

 

 

 

「……確かに、100kgあってもおかしくはないな…?」

「足でドアを壊すとは……流石ユウカ」

 

 

とんでもない足の太さをした妖怪が立っていた。

 

 

 

 

 

「……本当なら今すぐにでも頭に弾を撃ち込む所だったけど……一応事情を聞いとくわね」

 

「………えっと…アリスに決闘をふっかけられて、しょうがなく乗って、で今だ。何も怪しいことはないぞ」

「どちらかと言うと今回は私達に非がある。責任を追求するならユウキにではなく私にお願いだ」

 

 

「……確かに、見たところ凄い世間知らずっぽいし…あなた、学校は?」

 

ポケットに入っているカードもとい名刺を渡す。……100kg妖怪は訝しむ様にカードを見る。

 

 

「あなた……ユウキって読んでも良い?」

無言で頷く。

 

「あの学校ってことは……ユウキ、まぁまぁ遠くからきたのね…」

 

私は場所すら知らないのだが、大体の生徒がわかっているのを見るに結構有名の様だ。

 

 

「でも……何で鎮圧委員会の副委員長がこんなところに?正直、早く帰った方が良いと思うんだけど…?」

 

なんだってそんな重要なポジションなんだ黒服……もっと事務とかにしとけば良い物を!

 

 

「…まぁ。それならアリスにあんな余裕で勝てたのも納得がいくわね……で、結局そんなお偉いさんがどうしてミレニアムに?」

 

「武器の改造を頼みに来たらしい。インターネットでの武器改造だと、ユウキが言っていた特殊改造はできなさそうだったからね」

 

 

私が言う前に先にウタハに言われてしまった。いやまぁ先生と会う以外には大まか合ってはいるか…

 

 

「あとは……世間知らずの副委員長を世に出そうとでも考えたんじゃないか?聞いた感じ、このままユウキはシャーレにしばらく滞在する事になる様だし」

 

「んなっ……!?シャーレに滞在!?それってつまり、先生と……」

 

 

顔を赤くして何かを言いかけていたが、こほんと咳払いをして再び訝しむ様に見てくる。

 

 

「……ま、まぁ用件は終わったみたいだし、多分そろそろ帰るでしょう?それなら、今回は追求とかはしないわ」

 

 

「……あ、そういえば先生は…?先生と一緒に帰るつもりなんだが…?」

 

「先生は…今4日前にとあることが起きたんだけど、それについて対応中よ。忙しそうだったから、そろそろ手伝いに行かないと…」

 

「私が行っても問題はないのか?」

 

こちらとしては早くシャーレに戻って協力契約についての内容を詳しく確認したいが……また前みたいに実験台にされてはたまったもんじゃない。

 

 

「別に問題はないと思うけど……ユウキは今先生よりも会わないといけない人がいるでしょ?」

 

「…アリスか?いやまぁ謝りにはいくつもりだが…」

 

「C&Cのネルにも会った方が良いんじゃないか?仕事内容も似ているし、色々と話す事があるだろう……………いやまさか、その顔を見るに、ネルすら知らなそうだね…?」

 

申し訳そうに頷く。鎮圧と同じって事は大体リウとかツヴァイとかと同じ仕事内容なのか?……ますますなんでそんなこと部に所属させたんだ?黒服。

 

 

「じ、じゃあ、私は先生の手伝いに行くから、ユウキはアリスに謝りに行ってきて。その後は……C&Cでも訪ねてきたら、丁度夕方にはなってる筈よ」

 

 

「ユウキ、ゲーム開発部の場所は覚えているかい?」

 

「勿論。さっき行ったばっかだしな。…ウタハはついてこないのか?」

 

「私もできれば同行したかったが……武器改造のオーダーメイドと、電磁砲についての研究を纏めないといけないんだ」

 

「そうか。頑張ってきてくれ」

 

「じゃあ、ここで解散だ。いつでもエンジニア部に来てくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ……魔王じゃん!」

「ユウキだ……魔王じゃない!」

 

「お姉ちゃん!ほら、やっぱり演技じゃん!いくら演技が上手くても、そんな人なんてミレニアムにはいないんだよ!」

 

「ぐぬぬぬぬ…!」

 

「……アリスはどんな感じだ?詫びとして菓子を買ったんだが……食うか?」

 

「え!?本当に!?……も、もらう!」

「ちょっと高めなやつもある……いいんですか?」

 

「構わないが……アリスは…」

 

「アリスちゃんは今先生のとこに居ますよ。多分、先生の手伝いに………あ、これおいしい」

 

 

「そうか………あ、C&Cの場所ってわかるか?次訪ねるんだが…」

 

「C&Cにぃ!?ま、まさか喧嘩でも売って…!」

「な訳ないでしょお姉ちゃん。あとお菓子食べすぎ。ユズちゃんとアリスちゃんの分も残さないと」

 

「部活の仕事内容が似ているから色々話せるんじゃないかとウタハに言われたんだ。で、知ってるか?」

 

「い、いや知ってるけど……案内は控えたいなぁーって…」

 

「…仲悪いのか?」

 

「い、いやそういう事じゃないと思うけど……えっーとね…」

 

 

緑の方がモゴモゴしていると………

 

 

 

 

ドンドンドンドンドン!!!

 

 

 

「あ……ちょっとマズイかな、これ…?」

「あ、開けないでね!居留守作戦をつかうから…!」

 

 

「おーい!開けねぇとドアぶっ飛ばすぞ?」

 

「ま、マズイ!よ、よりにもよって…!」

「ご、ごめんなさい、開けてきてもらっても…?」

 

 

「いいぞ、行ってくる」

 

 

 

 

ガチャ……

 

ドアを開けると…

 

「……誰だお前?」

「…こちらのセリフでもあるな」

 

 

「……まさかミレニアムで私を知らない奴がいるとは思わなかったな……ネルだ。名前は知ってるか?」

 

「……マジか」

 

 

…………もしかしてこの世界はチビが強い傾向があるのか?

 

 

 

 

この作品は…

  • ギャグ
  • シリアス
  • 適度にどっちでも…
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