鎖無き世界   作:エ・駄・死だな

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やばいクロスオーバー楽しい


アカシア君は実は多人数での戦闘が得意です。キヴォトスと相性いいね!


先生は今パヴァーヌ1章で愉快にゲーム作ってます。頑張れ!




実は誤解だったりする

 

 

「……誰?」

 

 

誰と言いたいのはこちらもだが、その少女はまさかという様な目で見てくる。

 

「…まさか、遭難したの?」

 

黙って頷く。

 

「…最近はよく遭難者が来るね。食べ物とかは持ってる?」

 

首をブンブンと振る。

 

「この辺は郊外だから、店も結構ある筈。案内してあげる」

 

「……ない」

 

「……え?」

 

「お金…持ってない…」

 

彼女は嘘でしょみたいな目でこちらを見てくる。だが慣れた様な仕草でこちらに寄ってきて、

 

 

「私達の学校に案内してあげる。だから、おんぶ」

 

「…大丈夫……だ…」

 

あろうことがおんぶをしようとしてくる。心なしか、姿も姉様に……いや、そんな事は無かった。

 

ここで、ようやくと言うか、彼女の特異性に気付いた。

 

 

……なんかついてるな…

 

彼女の頭にはよくわからない突起がふたつ付いていた。たまにちょっと動いている。

 

新しい強化施術か?それにしては無意味そうに見えるが…

 

ぴと。

 

「ひゃ……」

 

「…あ……す、すまなアッ!」

 

興味心で少し手を伸ばし触ってしまった。謝罪をする前に裏拳が飛んでくる。

 

 

「助けようかと思ったけど………大丈夫。ここは人もまだいる方だから、助けを求めれば死にはしない」

 

「ち、ちょっと待ってくれ。実はお尋ね者になってて…」

 

「じゃあなおさら。矯正局ではちゃんと食事も出る」

 

そう言うと自転車を漕ぎ出し、砂の大地の方へ行ってしまった。

 

情報を取り出さなければ!

 

 

何を血迷ったのか私はいつの間にか彼女を追いかけていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めはまた遭難者かとすこし呆れた。

 

豪華そうな服や武器を持っているのに、お金は無い。丁度アビドスに帰ろうとしてたから、連れて行こうかと思ったけど…

 

ぴと。

 

「ひゃ…」

 

 

彼…いや、彼女?謝っていたけど、その目線はずっと耳に向かっていた。

 

幸いここは郊外だから、野垂れ死ぬことはないと思ってたけど…

 

 

 

 

 

 

「誤解!誤解なんだ!頼むから少し止まってくれ!」

 

ありえない速度でこっちにダッシュして来た。私も急いで速度を上げるけど、離すどころかどんどん距離は縮まって来ていて。

 

 

ついには並走にまで来てしまっていた。

いくら速度を上げても追いついて来ていて、ちょっと…気持ち悪い。

 

 

「…あなたをアビドスに入れる訳にはいかない。帰って」

 

きっとこんなやつを入れたらセリカや他のみんなが危ない。

 

「ち、違う!あれはちょっとした出来心で…も、もうやらないから!…できればもうちょっと利便性を確かめたかったけど…」

 

 

ますます気持ち悪くなって来た。アビドスに入れなくても場所を特定されれば…考えただけで鳥肌が立つ。

 

彼は私の顔を見てある程度察したのか、

 

「じ、じゃあせめて情報を貰えないか!?それならもうこのままUターンして帰る!」

 

こんな事を言ってくる。

 

「…ちなみに、何?」

 

情報を言えばこの魔の手からみんなを守れる。内容によるけど、多少のプライバシーなら…

 

「えぇっと…シャ、シャーレについて何かわかることはないか!?」

 

 

()()()()

 

私達を助けてくれた先生がいる、あのシャーレ。

 

まさか、あの先生までも魔の手に掛けようとしている?

なら…

 

 

「し、知らない…」

 

「な、なら頭のその妙な突起についてもうちょっと説明して…」

 

 

「し、知らない!!!」

 

「ま、まだ速くなるのか…!?」

 

今までの自分でも出せない様な速度を出し、極限まで拒絶しようとする。

 

だけど…

 

 

「は、はぁっ……!ここまで全力で走るのは初めてだな…!」

 

さも当然かの様に付いてくる。何が彼を突き動かすのか、もはや疑問すら浮かんでくる。

 

 

改めて前を向くと……

 

「あっ…!」

 

少し遠くにアビドス校が見える。まずい。この怪物の魔の手が、もうみんなに…

 

だけど、もう方向を変えるなんて出来ない。今ちょっとでも傾けさせたら、バランスが崩れてこの速度で地面にこすり合わされてしまう。

 

みんな…ごめん…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じ、自転車の限界を超えている…!

 

とんでもない速度で私を突き放そうとする彼女は、もう車すら超えそうな速度の自転車を漕いでいる。

 

そ、それにしても…そんなに私は気持ちが悪いだろうか…

 

確かに異性で年上の輩に追いかけられたら少々気味が悪いとは感じるが、な、なんだってあんな速度で…

 

 

気づいたら少し遠くに他の建物とは少し違う形の建物が見える。彼女は気負う様な目で建物を見ている。

これまでの言動を見るに、あれが「がっこう」という物だろう。窓がたくさんあって住みにくそうではあるが、都市の文化と照らし合わせてもしょうがない。

 

 

 

急に、彼女のスピードがみるみるうちに落ちて行く。ブレーキをかけているのだろう。

 

 

 

先回りして、がっこうに籠られる前に情報を引き出さなければ…

 

 

と、ここで私はある違和感に気づいた。

何故私は彼女が減速したとわかった?

 

答えは簡単。並走していたのに急に追い越せたから。

 

つまり私の速度が…変わっていないのだ。

 

理解した時にはもう遅い。

 

 

「あ、まず

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シ、シロコ先輩…こ、これは…?」

「…犯罪者」

 

「は、犯罪者…」

 

 

「他のみんなは?」

 

「ホシノ先輩達は、指名手配犯を捕まえに…」

 

「なら、戻ってくるまで監視してるから、すぐに戻ってきるよう言ってきて」

 

「は、はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ……あっ…」

 

「あ〜起きたよ〜」

 

 

目覚めると同時に頭に銃を突きつけられる。最初この世界に着いた時、都市よりよっぽど良いと思ってたが…そんな事は無かったな。

 

 

「あ、あ〜その…な、何故私は縄で縛られて…?」

 

「学校の物を壊した事と〜シロコちゃんに変なことした事ですね☆」

 

「な…も、もう一つの方聞いてないんだけど!?それに、変なことって…」

 

「まぁまぁ、セリカちゃんも落ち着いて…」

 

「ん…何か、申し訳は?」

 

「…い、言い訳をさせてもらうと…そんな()()、初めて見たので…興味が湧いて…」

 

「…施術?おじさん、後輩が怪しい事しない様に教えてたのにな〜」

 

「…これは施術じゃない。もともとある」

 

「せ、施術じゃない…?で、でもその輪っかだって人間にはない筈じゃ…」

 

「「輪っか?」」

 

黒髪の突起が付いてる少女と眼鏡を着けている少女が言う。

その言葉にあの桃髪の少女は目を細める。

 

「そういえばお兄さん、()()()()が無いね」

 

「へ、へいろー?その輪っかのことか?」

 

「あ…確かに、よく見てみるとヘイロー、ないわね…」

 

「ヘイローが無いってことはつまり…」

 

「「「外の世界の住人/ですか!?/ですね☆/って事!?」」」

 

「…多分…そうです…」

 

「で、でもならなんでシロコ先輩の自転車に追いつけて…?」

 

「私達どころか、ホシノ先輩でも無理な筈よ!?」

 

「…私からすれば、自転車であの速度がでるのが信じられないのですが」

 

「…とにかく、この人はシロコ先輩に変なことして、さらに余罪もたくさんある!」

 

「よ、余罪?何もしてな「だから!ヴァルキューレにでも出したらまたお金がたんまりもらえる筈よ!」

 

 

「わぁ、確かに指名手配犯に乗ってますね!それもかなりの金額☆」

 

「お兄さんには悪いけど、こっちも生活が掛かってるんだ〜」

 

「ん…背に腹は変えられない」

 

「まさに棚ぼた…ですね!」

 

 

 

このままだと売られる…けど。

 

「あ、いつの間にか縄が…!」

 

 

室内戦は苦手なんで、な?

 

一番近くにいた黒髪突起付きを捕まえる。慣れた手つきで腰にある拳銃を取っ…

 

「きゃあ!?な、なにを…!」

 

うん……取って、頭に押し付ける。

 

 

「あ、あわわわわわ…!」

 

「うへぇ、人質かぁ。考えたね〜?」

 

「…ごめん、セリカ。私が連れてきたばっかりに…」

 

「こうして見ると、以外と似てますね☆目の色も同じですし☆」

 

思い思いすぎるだろ…

 

「ち、ちょっとあんた…なにをして…」

 

「…あんまり喋らないでくれますか…その突起が動いて邪魔です」

 

「あのねぇ…これは突起じゃなくて、み・み!」

 

み、耳…?そんなに耳を大きくする必要あるのか…?

でも確かに言われて見れば耳っぽくはあるな…

 

 

「…解放条件は、私の身の安全と…シャーレまでの道を教えることだ」

 

「シ、シャーレって先生の…?」

「みんな!大丈夫、言わなくても私は大丈夫だから…」

「流石のおじさんも、その条件は飲めないかなぁ〜?」

「それに、そんな拳銃じゃ脅しにすらならないですよ?」

 

 

 

確かに拳銃じゃ脅しにすらならないな…でもあの大剣じゃ身動きが取れない…

 

「ん、セリカを解放して。さもないと、撃つ」

 

 

いよいよ戦闘態勢をとってしまった…は、早く解放条件の変更を…!

 

 

 

 

「…じ、じゃあ…私の身の安全と…私の服と銃、買ってくれないか?」

 

 

 

「「「「「…え?」」」」」

 

 

今度は全員が困惑した様だった。

 

 

 

 





アカシア君の本名は

ユウキ・カストル・サーです。

アカシアは実は偽名だったり。
長いな…改名させようかな…

この作品は…

  • ギャグ
  • シリアス
  • 適度にどっちでも…
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