『悲報』起きたら砂漠にいた件について   作:作刀

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今回はスレパートじゃありません。次回はたぶんスレパートかな


先生に出会った

一旦スレから落ちた俺は、砂漠ほどではないにしろ、一般的に見れば砂だらけの道を歩いていた。しかしまあ人を見かけないな。まさかの無人街か?

 

 

「ん……?あれは……人か?」

 

 

考えながら歩き続けていると人を見つけたから駆け寄ってみるとスーツを身につけている男が倒れていた

 

 

「……死人か!?」

 

“う、うぅぅ”

 

「いや、生きてるな。大丈夫ですか?」

 

“み、水を……”

 

「すいません、生憎持ち合わせはないんですよね」

 

“そ、そんな……”

 

「うーん……どうしたものか」

 

 

この人がこうなっている理由は水分不足だろう。だがこのままではいつ脱水症状になってもおかしくない。しかし何かを買おうにも手持ちがないので何もできない。まさに八方塞がりというやつだ……いや、この人からお金を借りて買いに行けばいいのでは?まあこの人も持ってなかったら本当に打つ手が無くなるが

 

 

「お金さえ出してもらえれば俺が買いに行きますよ。幸い近くに自動販売機がありましたから」

 

“なら、頼もうかな…”

 

男性がそう言ってカバンの中を漁る。しかしその時

 

 

「そんなとこでどうしたの?」

 

「あなたは?」

 

「私は砂狼シロコ。あなたは?」

 

 

ロードバイクに乗った砂狼シロコと名乗る少女。いやなんだこの美少女、可愛すぎないか?だがそれよりこの美少女も頭に輪っかついてるな。いや俺の分もそうだけどこの頭の上の輪っかってなんなんだ?て、今は考えるよりも説明が先だな

 

 

「どうも須玲立(すれたち)イチ*1です。実はこの人が倒れている理由が水分不足なんですけど肝心の飲料水が手持ちにないんです。なのでこの人にお金を出してもらって俺が水を買ってきて渡そうとしたんですよ。まあ実行に移す前にあなたが来たのでまだできていませんが」

 

「ん、そういう事ならこれを飲んで」

 

「これは、スポーツ飲料水ですか。助かります。コップかなにかありますか?」

 

「ん、待ってて、今から注ぐから」

 

 

シロコさんはスポーツ飲料水を注いだコップを渡してくれる。そしてそれを男性に渡す。受け取った男性はそれを一気に飲み干した。豪快な飲みっぷりですね

 

 

“ふぅ……助かったよ。君たちがいなければここでくたばってたかもしれないね”

 

「いや、俺は特に何もしてないので。礼ならシロコさんに言ってください。水分をくれたのは彼女ですから」

 

“そうだね。ありがとうシロコ。でも私を助けようとしてくれたイチにも感謝しているよ。最悪の場合シロコがこなくてもお金を渡していれば君は飲み物を買ってきてくれただろうからね”

 

「……そうですか」

 

「イチ、もしかして照れてる?」

 

「……そうかもしれませんね」

 

“でも私と同じ男の子に出会えてよかったよ。正直女子生徒だけとなると肩身が狭くなるからね”

 

「ん、私もヘイローを持った男子生徒は初めて見た」

 

「へえ、珍しいものなんですね」

 

“しかしまあ、ずいぶんと整った顔立ちをしているね。その銀色の髪に緑色の目、なんだか男として負けた気分だよ”

 

「それ貴方がいいますか?貴方も十分……いやちょっと待ってください。まだ貴方の名前すら聞いてないんですけど」

 

“ああ、ごめんごめん。私は連邦捜査部シャーレの先生だよ。アビドスからの支援要請を受けて来たんだけど学校にたどり着く前に倒れてしまってね。でも君たちのおかげ助かったよ。改めて礼を言うね。ありがとう”

 

「え、先生?」

 

 

先生ってスレ民が探してみるといいって言ってたあの先生か?まさかこんなところで会えるなんてね。こちらとしては好都合だ。この世界を生きるためには先生の力を借りたほうがいいっていうのはスレ民から聞いたから……ここはついていくべきか

 

 

「支援要請が通ってよかった。それじゃあ早速学校に案内するね」

 

“助かるよ”

 

「じゃあ俺も特にやることもないのでついていきますね」

 

「ん、二人共ついてきて」

 

“あ……でも疲れて動けないから私を背負っているくれないかな……?”

 

 

あの、スレ民さん達?この人ほんとに大丈夫?まあ背負いますけど

 

 

「わかりましたよ。しょうがないですね」

 

“ごめんね、こんな先生で”

 

「まあ、別に構いませんよ。それじゃあシロコさん、案内お願いします」

 

「ん」

 

 

俺は先生を背負いながらシロコさんについていく

 

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

 

しばらく歩いていると、やっと校門が見えてきた。しかしまあほんと殺風景な場所だな。バカにしてるわけではないけど、おおよそ健康で文化的な最低限度の生活を送れる場所ではないよね

 

 

「ん、着いたよ。ようこそ、アビドス高等学校へ」

 

 

「ご丁寧にどうも。それで先生?そろそろ自分で歩けますか?」

 

“うん、だいぶ回復したし自分で歩くよ”

 

「では降ろしますね」

 

 

そっと先生を地面に降ろして俺も校舎の中へと入っていく。そして『対策委員会』と書かれている紙が貼られている部屋に来たシロコさんは扉を開けた

 

 

「ただいま」

 

「ただいまです」

 

「おかえり……て、隣の人だれよ!?」

 

 

先生はまだ廊下にいるが俺は先に入ってきていた。はは、女の子たちの驚く顔が見れて俺は満足。ていうかもれなく全員美少女なんだね。まあ目の保養になるしいいか

 

 

「今日は久しぶりのお客さんが来た。この人以外にももう一人いるよ。入ってきて」

 

“やあ、初めまして。私は連邦捜査部シャーレの顧問をやってる先生だよ。今回は支援要請があったから来たんだ”

 

「と、その付き添いの須玲立イチです。よろしくお願いします」

 

 

そう言って目の前にいる少女達に頭を下げる。まずは第一印象からだよね。まぁ、ある程度社会で生きていくためにはこれぐらいは出来なきゃね

 

 

「これはご丁寧にどうも……て、え!?連邦捜査部の先生!?」

 

「わあ☆支援要請が受理されてよかったですね、アヤネちゃん!」

 

「はい!これでようやく弾薬や補給品の支援が受けられます!」

 

 

うーん美少女たちが笑顔で喜びあってる場面。実に微笑ましい。まぁ内容が内容だから素直に鑑賞できないところが実に惜しい

ま、先生が来たことによってこの学校が少しは良くなったはずだ。まぁ、まだ問題は残ってそうだけどね……

 

 

 

 

 

 

*1
実は今咄嗟に考えた




初対面には敬語で礼儀正しいイッチ。スレ内では礼儀なんてないですけどね。そして今作の先生は原作よりも生徒に対してフレンドリーです
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