〜トリニティ総合学園〜
“………”「……先生殿」
“ん?どうしたの?狼”「……学ぶことは…まだ良い…何を学ぶのだ」
先生と狼が補習授業部の名簿帳に書いてあるメンバーを探しに行く途中、先生に尋ねる
“まぁ、大体現代語と英語かな…でもまぁ、現代語だけで十分かな…”「……現代語?」
“ほら、狼って一度置き手紙書いてたじゃん”「……あの筆ペンとやら…だったか」
お土産を渡しに出かけた時、手紙を置いて出かけた時の事を思い出す
“…あの時に書いた手紙だけど…正直生徒達は読めなかったし…私もアロナいなかったら読めなかったし…それと読み書きができた方がいいでしょ?”「……ああ」
“まぁつまりそういう事…っと、ここだね”
先生がドアを開ける。そこにいたのは
「……ヒフミ殿??」”やっぱり!”「あ、あはは……ど、どうも…」
そこにいたのは、かつてブラックマーケットで出会ったあの少女であった
「え、えっと…お久しぶり…ですね」”ちなみにどうしてもここにいるか聞いてもいい?”
「はい、私がここにいる理由ですけど…ペロロ様のゲリラ公演に参加するために、テストをサボってしまって…」”ごめん今なんて言った?”
「ぺ、ペロロ様のゲリラ公演に参加するため…」”……”
「そ、そんな目で見ないでください!ちゃ、ちゃんと予定を確認していたはずだったのですが….何かの間違いと言いますが…その…」
「……ごめんなさいぃ…」”いや、私に謝られても…ね?”
「あ、あうぅ…えっと…それで…その…ナギサ様から先生のサポートをお願いされて…」
「その……私が部長になりました」”部長だったんだ…!?”
「あ、あくまで臨時のもので…特殊な形、かつ限定的に作られた、一応「部活」ですし…」
「ぜ、全員が廃部を免れたなら部は自然に消えます…な、なので…えっと…その時までよろしくお願いします。先生、狼さん」
“うん、よろしくね。ヒフミ”「……よしなに頼む」
「はい…ていうか、狼さんって服装変えました?いえ、変えたっていうより…一着増やしたというか…銃も、新しいの持ってます?」「……ああ」
その後、会話を挟みつつ、まだ会ってない補習授業のメンバーに会いに行くことになった
〜正義実現委員会、教室〜
“……ここどこ?”「……」
「あ、あぅ…あんまり来たくはなかったのですがぁ…補習授業部のメンバーの1人が正義実現委員会によって取り押さえられてると聞いて…と、とりあえず入りましょう!」
ガラガラ、とヒフミがドアを開ける
「えっと…失礼します…どなたかいらっしゃいますか?」「………」
そこにいたのは、派手な桜色の髪に黒い服と帽子、そして羽が生えている生徒がいた
「あっ、こ、こんにち……は?」「……」
「え、えっと…」「………何?」「あ、あう…その…」
「………」「あうぅ…私何かしてしまったのでしょうか…」
“う〜ん、この感じ…似たものを感じるなぁ”「……」
チラと先生が狼と同じタイプかと思うが、また別の可能性を考える
“多分…人見知りなんじゃないかな?”「…だ、誰が人見知りよ!?た、ただ単純に知らない相手だったから警戒してるだけなんだけど!」
“多分それを「人見知り」っていうんじゃないかな…?”「…うっ」「……」
場を沈黙が支配する
「………それで、正義実現委員会に何の用?」
人見知りの生徒が喋り始める
「さ、探している方がいまして……」「はぁ!?正義実現委員会に人探しの依頼をしようってこと?」
「私達のこと、ボランティアとでも思ってるの?そんなに暇じゃないんだけど!」”ちょっと待って、人探しの依頼じゃなくて…探してる人がここに閉じ込められてるって聞いたから来たんだ”
「……はぁ?」「ですから、えっと、その……」「ちょっと待って、その人って……」
「……?」
ふと、狼が気配を感じ、感じた方をを見ると……
「こんにちは、もしかして、私のことをお探しでしたか?」「…!?」「!?!?」「へ!?」”……えぇ(困惑)”
………狼はドン引きした。簡単にいうとその生徒はスクール水着、略してスク水を着ていたからだ。あんまりにも無防備な格好で正気を疑うほどであった。これならあのアコという生徒の方が正気に見えるほどだ
………いや、やはり女の胸を曝け出している方が
…結局、団栗の背比べだと結論づけた*1
「え、は、なんで!?あ、あんたどうやって牢屋からでたの!?カギ閉めたでしょ!?!?」「いえ、開いてましたよ?私のことを話されているような声が聞こえたので、こちらに来てみました。何かご用でしたか?」
その時、スク水の生徒が先生と狼を見て、今気づいたかのように話し始める
「……あら、大人の方……ということは…シャーレの先生とその護衛さんですね?改めまして、こんにちは。なるほど…もしや補習授業部の?」
「ちょ、ちょっとお!その格好で出歩いちゃだめ!止まりなさい!」”……”
先生がナギサからもらったリストを見る
補習授業部入部対象、2年生、浦和ハナコ。水着姿で校内徘徊し、その現場を正義実現委員会が取り押さえる。現在、正義実現委員会の監視の元、監禁中……だった
「…?何か問題でも?下江さん」「あるに決まってるでしょう!なんで校内を水着で徘徊するの!?」
「ですが、学校の敷地内のプールではみなさん水着になられますし、ここもあくまで学校の敷地内……あ、もしかして下江さんはプールで水着を着ないタイプですか?」「え?は?それってどういう…」
「そうでしたか、下江さんは全裸で泳ぐのがお好きなんですね?さすがは正義実現委員会、そう言った分野も網羅されてるとは」「ばっ、バカじゃないの!?着るに決まってるでしょう!そんなことするわけ…と、とにかく早く戻って!」
「それにしても裸が正義とは……かなり前衛的ですね、なるほど…試してみるのもまた一興…」
「うるさいうるさいうるさーーーい!この公共破廉恥罪!戻れー!」「あらあら〜、どうやら戻らないといけなさそうなので…また後ほどお会いしましょう、ね?」
「………あの格好を…常に…??」”……多分…違うはず…多分…多分…”
…心配になってきた狼であった
「…はぁ、はぁ…」
数分後、牢屋へと戻したのか生徒が戻ってくる
「え、えっと…一応…ハナコさんはこの後どうなるのでしょうか?」「そんなの当然死刑よ!エッチなのはダメ!死罪!」「死罪だと…」
狼は戦慄した。確かにあの格好はよろしくはないだろうが、あれだけで死罪物とは
“いやいやそんなんで死刑になったらたまったもんじゃ…”「み、水着で、しかも真昼間から校内徘徊!生徒が沢山いる広場のど真ん中で!」
「ですが、校内では校則で決められた服を着るものですよね…?ですからしっかり学校指定の…」「どうして水着になるの!制服でいいでしょ!ていうか、話に混ざってくるな!」
「…と、とりあえず今は難しそうなので別のメンバーと会いに行きましょうか…確か名前は…」「ただいま戻りました」「任務完了です!」
ヒフミが別の生徒を探しに行こうと話し始めた時、誰かがドアを開けて入ってくる
「現行犯で白洲アズサさんを確保しました!」「白洲アズサ……はいぃ!?」
…どうやら、ヒフミ殿を除いた残りが獄中行きの人物とは
「あっ、ハスミ先輩、マシロ、お疲れ様です」「コハルさんお疲れ様です……そちらの方は?」
「あら、先生、狼さん。先程ぶりですね」”うん、さっきぶり。ちょっと気になるんだけど、その現行犯で捕まえた子ってのは…”
その時
「……」
シュー、シューと聞こえる妙な呼吸音に釣られてそちらを見ると、賊のつけていた面頬と似た物をつけた生徒がいた
「……惜しかった。銃弾さえ足りていればもう少し道連れにできたんだが」「……」
「もういい、好きにして。ただ拷問に耐える訓練は受けてるから、私の口を割るのはそう簡単じゃないよ」
「………」
何かが、違う。今まで見てきた生徒とは、確実に
狼はそれを感じ取った。まるで…
“ええっとね…つまるところ…”「…なるほど、先生は補習授業部の担任の先生になられると」
先生とハスミが話している声を聞いて我に帰る
今は、まだ気にすべきではないと、耳を傾ける
“うん、だからあの2人は連れて行っていいかな?”「はぁ!?ダメに決まってるでしょ!絶対ダメ!凶悪犯なのよ!」
「コハル、先生はシャーレの方として、ティーパーティーからの依頼を受けてこちらにいらっしゃったのです。規定上は何も問題はありませんよ」
「え、えぇ…まぁ…ハスミ先輩が言うなら…ふ、ふん!まぁでもいいザマよ。こっちはこんな凶悪犯と一緒にいなくて済むし、そもそも補習授業なんてはずかしい!」
「あ、あぅ…」”そういえば、残りの1人って…”「はい、その、非常に言いにくいのですが…」
「最後の1人は下江コハルさんです」「…………えっ!?私ぃ!?」
“…既に3回連続赤点により、留年目前。補足事項、成績が向上するまで正義実現委員会には復帰できないものとする…”
「……」
学ぶことは、狼に取っては苦ではあるがそこは些細なことである
問題はなぜこの4人と共に学ぶ事になったのか
「…………」”…頑張んないと、だなぁ”
先生殿、せめてもう少し別の機会ではダメだったのだろうか
狼の眉間の皺が消える時は、まだ遠い
ここまで読んでくれてありがとうございます!
受験が近いよ〜受験が〜近い〜よ〜
ゲロ吐きそう
リリリリリ(りっこ)様!池ポチャ様!りゅう_ツチホシ様!評価9ありがとうございます!
荒魂マサカド様!syake様!誤字報告ありがとうございます!
では、また…
狼「銃…か…」
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新たに調達するべきか…
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このまま使い続けるべきか…
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先生殿に聞いてみるか…
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…エンジニア部…とやら…うむ…
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イズナに聞くか……