カンボジアで拷問死した韓国人大学生、3600キロ離れた異国の地で静かに荼毘に
【10月21日 KOREA WAVE】カンボジアでオンライン詐欺組織に監禁され、拷問の末に命を落とした韓国人大学生(22)が首都プノンペンの火葬場で荼毘に付された。大学生の故郷、慶尚北道・醴泉(イェチョン)郡から約3600キロ離れた異国の地だ。 20日午後1時40分ごろ(現地時間)、プノンペンにある寺院に木製の棺が運び込まれた。棺には2025年8月8日、南部カンポット州ボコ山近くで遺体で発見された大学生の遺体が納められていた。現地職員3人が棺を担いで火葬場へ運ぶと、わずか5分で焼ける木の匂いが一帯に立ちこめ、周囲の住民の中にはマスクを着ける姿も見られた。 大学生は出国前、家族に「博覧会に行ってくる」と告げてカンボジアへ渡航したが、現地の詐欺犯罪団地に監禁され暴行を受けた。カンボジア当局によれば、死因は「拷問による心臓麻痺」だった。 発見から73日後の火葬だったが、遺族の姿は現地になく、式場には韓国政府の関係者らが正装で立ち会っただけだった。午後3時8分ごろ、煙突から立ちのぼった煙が収まり、火葬が終わると関係者が焼骨を取り出した。 遺骨は同日夜にカンボジアを出発し、翌21日午前7時ごろ仁川国際空港に到着する予定。 同日午前には約3時間にわたる解剖が進められた。韓国警察庁によると「遺体損壊は確認されなかった」とされる。ただ全身に多数の打撲と外傷が認められ、拷問死の可能性が高い。正確な死因の確定には、約1カ月を要するとみられる。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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