#9 Quality-Work:キーボードやマウスからの入力回数データを使って仕事の内容を振り返る
前回に引き続いて、タイムトラッキングツールQuality-Workを使ってみた話です。
Quality-WorkはPCを使っている時間だけでなく、キーボードからの入力やマウスからの入力状況も記録します。具体的には、以下のようなデータを記録しています。(そのままでは見にくいので、画像をクリックして拡大してご覧ください。)
Quality-Workでは、PC上でウインドウがアクティブになっていた間の情報を「アクティビティ」として記録しています。アクティブになったウインドウのタイトルやアクティブであった時間などの情報が時系列で記録されますが、これに加え、マウス移動距離(X方向とY方向)とキー入力回数、スクロース回数の情報も記録されます。これらの時系列の情報から、1日通算の端末使用時間やキー入力回数などを算出しています。
キーボードやマウスからの入力と作業内容との関係
私の2月の作業状況を見てみます。上段がPCの使用時間で下段がキー入力数のグラフです。
キー入力回数が一番多かった日は2/8で、端末使用時間が一番長かった日と同じでした。逆にその前の2/7のキー入力回数は非常に少なくなっています。2/8の時間グラフを見てみましょう。
17時台、18時台にキーボードを入力が多いのが分かります。調べてみるとこの時間は、記事原稿を書いていました。また、マウスドラッグ距離をみると11時台と16時台が多いのですが、この時間帯にはパワーポイントで原稿に入れる説明図を作っていました。
当たり前ですが、原稿を書いたり、プログラムを書いたり、絵を描いたりなど、何らかのアウトプットとなる成果物を作っている時間が長いと、キー入力数やマウスドラッグ距離は多くなっています。
キーボード・マウス入力状況による作業の仕分け
キーボード・マウス入力を見ていると、どのような作業をしていたのかの分類ができるように思えます。試しに以下のような分類でアクティビティを仕分ける機能を作って見ました。
アウトプット ドキュメントを作成したり、プログラムを作ったり、図面を作成したりなどキーボードやマウスからの入力が一定以上あるもの
インプット 文章や図面などを読むために画面が表示されており、表示されている時間は長いものの、キーボードやマウスからの入力がほぼないもの
ザッピング 流し見をしているため、表示時間が短くかつキーボードやマウスからの入力がほぼないもの
具体的には、各アクティビティーを以下の基準で分類しています。
アウトプット : キー入力が10以上、マウスドラッグ距離が1000以上
インプット : 表示時間が10秒以上かつキー入力が10未満、マウスドラッグ距離1000未満
ザッピング : 表示時間が10秒未満かつキー入力が10未満、マウスドラッグ距離1000未満
分類条件の閾値に根拠はなく、かなり適当に決めています。使ってみて良さそうな値に変えてみようかなと思っています。
この条件で、2/8の作業を分類してみた結果が以下です。
色の深い方からアウトプット、インプット、ザッピングとなっていて、以下のようになっていました。
アウトプット 5時間9分 74%
インプット 1時間37分 23.3%
ザッピング 11分 2.7%
アウトプット時間が74%を占めていますが、実は、こんな日はあまりありません。インプット時間のほうが多く、なかなか筆が進まない日の方が多いようです。例えば、前日の2/7はこんな感じで、大分様相が違っています。
この日は、アウトプットは19%しかなく、インプットが75%を占めています。調子が良い日はそんなにないということかもしれません。
また、ザッピングの時間はさほど多くないのは、フリーランスの特徴かもしれません。企業に勤めている方はやたらと色々な情報がメールで来て、これを裁くのに結構な時間がかかってしまい、ザッピング時間多めになるのではないかと思います。
さて、この分類を時系列グラフでも表示することもできます。こんな感じです。
さらに、タイムチャートでの表示もできます。こんな感じで色分けして表示されます。
終わりに
自分の作業を振り返るために、皆さんもQuality-Workを使って見ませんか?使ってみた感想や意見などいただけると嬉しいです。
今回は、キーボード・マウス入力状況によって見える情報について書いて見ました。次回は、これとは違う方法での分類について書いて見たいと思います。どんな画面を見ていたかによって作業を分類したらどうなるかという話です。お楽しみに。



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