日本を滅ぼす研究腐敗――不正が不正でなくなるとき(38) 6章 たたかいは続く 4
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大内氏が武蔵学園を訴えた2度目の裁判の第1回口頭弁論から約2か月後の2025年9月末、武蔵学園の言い分が記載された書面が裁判所に提出された。私はさっそく東京地裁に赴いて閲覧した。
「本訴訟では、前訴において原告(大内氏)を人文学部教授として採用したのか、教職課程教授として採用したのかが主な争点である」
準備書面1と題した武蔵学園の書面は、そう前置きした上で、先立って行われた裁判(前訴)における和解の経緯が詳しく説明されていた。
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