久しぶりに早めの投稿です
白灰利独様!雅やか英雄様!誤字報告ありがとうございます!
それではどうぞ!
〜百鬼夜行、商店街〜
ドカァァァァン!!
「ぐああぁっ!くそ、あいつらまた強くなってないか!?」「くそっ!二手に分かれたのは失敗か!」
「無駄よ無駄!こっちにはシャーレの先生がいるんだから!」「またシャーレか…なにもんだ?あいつ…」
「あの馬…忍者はいつくるんだ!」「えっと、確か…」
その時
「イズナ流忍術!四方八方モクモクの術!」
ドカァァァァン!!
「え?うわっ!?」“爆発!?いやスモー…うわぁあ!?”
「け、煙?」「…あれ?先生は?」「え…せ、先生!?」
「お前らぁ!援軍が来たぞぉ!あいつらをぶちのめすぞ!」「よし!突撃!」
「「「「「「ばんざぁぁぁぁぁぁぁぁぁあい!」」」」」「やばい!来るっ!」
「と、とりあえず倒さないと、撃って!」「負けてたまるかぁ!」
ショットガンや拳銃、マシンガンやロケットランチャーなど様々な銃声が轟くなか、先生は
「イズナ、ここに参上いたしました!」”げっほげほ…い、イズナ…?”
イズナが先生を攫っていた
「…やっぱり、先生は敵側にいるんですね…」”イズナ…どうして…”
「イズナ、あの後気がつきました!先生は騙されています!」”…なんだって?”
イズナが先生に向かって言い放つ
「あのしぶがき色?の服に刀を持っていた大人、あの大人に騙されているのです!」”…ちょっと何言ってるか分からない”
「…やっぱり、先生は騙されて…いや、敵の術に…いえ、それでもイズナは先生を止めて見せます!」
「それこそがイズナの歩む忍びの道!忍者としての宿命!」”…つまり、私を倒すということか?”
「そう言うことです!さぁ、お覚悟を!イズナは先生に打ち勝って目を覚まさせてみせます!」
「やあっ!」”まずっ、アロナ!”
イズナが先生に向けてクナイを投げたその時
キィン!!「へ?」”…もしかして…”.
直後、クナイに何かが当たり、落下した
そしてスタ、と音もなく先生の隣に何かが着地した
「……迎えに来た」“狼!ナイスタイミング!”
「……やっぱり、現れましたね」「……」
「先生を目覚めさせるために!いざ尋常に!」「……行け」
“…いいのかい?”「……一騎打ちであれば、負けぬ」
“…狼、任せた!シズコたちの援護行ってくる!”「……ああ」
「あ!先生!待って」ズダン!「きゃん!?」「……」
狼がイズナに向けて仕込み短銃の散弾を放つ
「ふ、不意打ち!?なんと卑怯な…」「……忍びが卑怯を語るか」
「はっ!?」「……参れ、小狐」
「い、イズナはイズナです!小狐じゃありません!」「……」
やはり、調子が狂う
「…参る」「え、えっと…参ります!」
狼が踏み込み、楔丸を振り下ろす
「おっと!その手には乗りませんよ!」「……」
イズナはひょいと刀を避け、ズダダダダ、とマシンガンを撃つ
「……はっ」「な、なんで弾けるんですか!」
銃弾を弾き、狼は寄鷹斬りを放ち、急接近する
「あ、危な、痛っ!」「………」
イズナは慌てて避けるも勢いあまり転び、狼は仕込み斧、火打ち火薬式を叩きつける
ズガァァン!と斧が叩きつけられ、炎が飛び散り、イズナは焼かれて真っ二つになる…かと思われたその時
ボム!「これぞイズナ流忍法!神出鬼没!」「!?」
斧が叩きつけられる直前、煙が溢れ、斧が何か柔らかいものを叩き斬るのを感じる
「さあ、お覚悟!」「……」
狼は叩き斬ったナニカ事斧を背後に向けてふる
「痛いっ!?酷いです!」「…これは斧だぞ…」
ドン!と斧がイズナに当たるが、イズナは軽く飛ばされたのみで平然と立ち上がる
「ま、負けません!イズナは…負けられないんですっ!」「……」
イズナがズダダダ、とマシンガンを撃ち、狼はそれを飛んで避けお返しに手裏剣を投げる
「あだっ!」「……」
スコン!と手裏剣が頭にあたり、怯んでいるうちに狼は刀を納刀し…
ザザン!と一閃…いや、一閃のように見える2連撃を繰り出す
葦名流奥義・葦名十文字である
「きゃん!あっ!?」「…?」
そして狼の一閃をギリギリで避けようとしたイズナは避けきれずモロに受けたその瞬間
ハラリ…とイズナの服が切れ、切られた帯と制服の一部がパサリと地面に落ちる
「ひゃ、ひゃああ!」
イズナはしゃがみ込み、顔を赤らめており、狼は…
「…………すまぬ」「すまぬ、じゃないですっ!服がぁ!」
思わず、謝った狼であった
「ひぃん…イズナ、二度も負けて…しかも服を切られるなんて…」「…………なぜ、服が切れるだけで、済むのだ…??」
これでは、いざと言う時に殺せぬ
…いっそあの詐欺師にでも武器を作らせるか?*1
「…前回以上に対策をして…なのに…まだまだ修行が足りないのですか…?」「………」
もし常人であれば先程斬られた時、死んでいる事は言わぬほうがよいだろうか…
「…なぜ、賊共といる」「え?それは…今、イズナは雇い主から依頼を受けているからです」「…依頼?」
「はい、邪魔者を倒し、任務を全うしなければ!」「……はぐれか?」
「それこそが…あっ!?イズナは何故こんな事を…これも先生を騙している技!?」「………」
「い、イズナは引き際を知っている忍者なので、今回は引きますぅ…」「………………」
イズナが斬られた服を拾い、狼に向き直る
「次会った時は覚悟してください!次こそは必ずや倒して見せます!」「…………………そうか」
本来、次などないのだが…
「次は絶対勝ちます!ニンニン!」「………にんにんとは…?」
イズナはスモークを展開し、一瞬で姿を消した
「………」
あの斬った瞬間、一瞬だけ見えたあの黒いサラシのような物は…
「…何を、考えている」
狼は思考を切り替え、先生を探し始めた
ここまで読んでくれてありがとうございます!
刀使ってるとこ書いて思ったんですよ、体は切れなくても服は切れないの?って
まぁ…可哀想なのであんまりやりませんけど…てかやりすぎたらR18になっちゃいます
え?イズナがどんなふうに斬られたか?結構深く斬られましたよ
次回、お楽しみに
狼「銃…か…」
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新たに調達するべきか…
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このまま使い続けるべきか…
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先生殿に聞いてみるか…
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…エンジニア部…とやら…うむ…
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イズナに聞くか……