主を失った狼、透き通る世界に行き着く   作:けんどーさん

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こんにちはけんどーです

申し訳ない…学校とバイトで書く暇が無かったのだ…

白灰利独様!誤字報告ありがとうございます!

それではどうぞ!


賊の撃退、そして少女

〜百鬼夜行、商店街〜

 

ズガァァン!ドガアァァァン!と爆音が響き渡る商店街

 

そこで暴れる賊共を懲らしめるため刀を抜いた狼は…

 

「………」「追え!追うんだ!」「この前のお礼だ、撃てぇ!」

 

全力疾走で逃げていた

 

簡単な話、気合い入れて行ったら狼の想像以上に敵がいたのだ

 

おまけにどいつもこいつもロケットランチャーやガトリングガンを所持しているものばかりである

 

ゆえに…

 

ドカァァァァン!!

 

「ぐっ!」「追い詰めろ!いつかは疲れて動けなくなるはずだ!」

 

狼と魑魅一座の鬼ごっこが発生していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして先生は

 

ズカァァァァン!!

 

 

”うおおぉぉ!シズコ!11時と2時方向!撃って!”

 

近くでRPGの弾頭が爆発し、悲鳴を上げつつ先生が指示を飛ばす

 

「ちょ、先生!あのもう一人は何してるんです!」”気を引いて分断してる!でも数多すぎてやばい状況!さっさと倒して、援護にいかないと!”

 

シズコが桜ボンボン(イサカM37)を連射し、敵を倒していく

 

「おい!何てこずってやがる!相手はたかが2人だろ!」「ちくしょう!なんであの大人がいるだけでこんなに強さが変わるんだよ!?」

 

「ああもう!倒しても倒して湧いてくる!キリがない!」「このっ!追い詰めたぞ!」

 

ひょっとこの面をかぶり、シズコと同じくショットガンを持った魑魅一座がシズコに狙いを定めていた

 

「もう!また出たっ!」”えっあっ!シズコ!ちょっと待って!”

 

そしてシズコが引き金を引き、その散弾数から散弾が撃たれる

 

 

 

 

 

はずだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カチッ

 

「……え?」「あっはっは!残弾管理すらできないなんて笑いもんだな!」”アカン負けるぅ!?”

 

「うっ、うそ…いやリロード!」「遅い遅い!終わりだ!」

 

そして魑魅一座が散弾銃の引き金を引こうとしたその時

 

 

 

 

 

「そこまでだよ!魑魅一座、路上流!」

 

「だ、誰だ!?」”…あっぶね負けるとこだった…”

 

どうやらまだ先生は負ける運命ではないようだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、狼は…

 

 

ズダン!!「あがっ」「ちくしょう、もう一人やられた!」「追いかけ続けろ、必ずどっかで止まるはずだ!」

 

楔丸を納刀し、右手でシャドウファングを持ち、左手には地面に倒れていた散弾銃を持った子供からひろっ…拝借した透明な円形の盾を持っている*1

 

カチッ「……弾切れか」「はぁ、はぁ、なんだあいつ!走りながらこっちに普通に当ててくるぞ!」「ちくしょう!受けるんじゃ無かった!こんな依頼!」

 

狼が銃に弾丸を再装填しようと懐を手で弄るが…

 

「……?」

 

おかしい、いつも弾丸を入れている場所に1発も残っていない

 

「………これは…」

 

そう、完全にシャドウファングの弾切れである

 

当然だろう、そもそも専用弾に加え銃弾の大きさも上がっている。持ち運べる弾の量も少なくなるのは当然である

 

「……」「まずい…もうみんな体力切れであたししかいない…」

 

相手は一体、武器は散弾銃

 

ならば勝機はある

 

「……」「えっ?」

 

狼はシャドウファングをホルスターにしまい、楔丸を抜刀し…

 

 

「ぬおおおおおっっ!!」「うっそだろおいいいい!?」

 

盾を片手に突撃する

 

「クソ!お望み通り撃ってやるよ!」

 

ズダンズダンズダン!と散弾の雨が狼に向け降り注ぐ

 

1発1発受け止めるたび、盾に衝撃が走り、ヒビができる

 

「……(脆すぎる、これ以上は耐えきれん)」「く、来るなぁ!うわああああ!」

 

ズダン!ズダン!カチッ「あ」「…!」

 

「に、逃げるんだ!勝てるわけない!」「……」

 

魑魅一座が散弾銃を投げ捨て、一目散に逃げ始める

 

「……l

 

それを見た狼は盾を持ち変え、端っこを持つと…

 

「………はっ」

 

ヒュン!とまるでフリスビーのようにぶん投げた

 

「はぁ、はぁ、走れ、走れ…逃げn」スコオォォン!

 

狼のもつありったけの力でlぶん投げられた盾は見事に魑魅一座の後頭部に直撃し、魑魅一座は倒れた

 

「……片付いたか」

 

狼は来た道を引き返し、先生と合流しようと歩く

 

 

少しした後、建物に鉤縄で登り、先生を探してようやく見つけた狼であったが

 

 

 

「ふぁぁ…眠い…」”えっと、そこの盾持ってる子!前方1時からロケラン!構えて!黒髪の子9時方向からガトリング!迎撃して!”

 

「はい!わかりました!」”ピンク髪の子!2人の援護を!”「ええ、もちろんです」

 

“シズコ!正面12時からくるよ,撃ちまくれ!”「はい!あ、残弾管理しっかり…」

 

 

「……あやつら……味方か?」

 

盾を持った少女と小さい少女と桃色の髪の毛の少女が先生と一緒に戦っている

 

盾を持っている少女に至ってはもうもはや遠くから見てもヤバイとわかる格好であった

 

 

そして

 

 

「……あれは」

 

狼が寄鷹筒を再度、覗き見ると…

 

「……狐か」

 

遠くから狐が1匹、向かってくるのが見えた

 

 

「……よかろう」

 

狼はヒュパリと鉤縄を飛ばし、ヒュン、と飛んだ

*1
休暇で来たヴァルキューレのモブ。念の為盾を持っていったら騒動に巻き込まれて、目が覚めたら盾が盗まれて涙目である




ここまで読んでくれてありがとうございます!

まじで申し訳ない…今回短いんだ

次はなるべく早く書きます

次回、おたのしみに

狼「銃…か…」

  • 新たに調達するべきか…
  • このまま使い続けるべきか…
  • 先生殿に聞いてみるか…
  • …エンジニア部…とやら…うむ…
  • イズナに聞くか……
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