タイトルが…思いつかん
読み間違える馬鹿様!荒魂マサカド様!雅やか英雄様!誤字報告ありがとうございます!
それではどうぞ!
追記、ちょっと描写ミスしてたので修正しました
〜百鬼夜行、百夜堂〜
「じゃ、留守番お願いね、フィーナ」「はい!フィーナに任せてください!」
「……やっぱり不安だわ…」''まぁ、多分大丈夫でしょ''
そうしてフィーナと別れた3人はとある場所へと向かう
「さて…百鬼夜行でトラブルが起こった時に相談するのは二箇所…一つは実質百鬼夜行連合学院の生徒会、「陰陽部」と…「百花繚乱紛争調停委員会」なんですが…」
「確か、百花繚乱は全員不在だそうなので……百花繚乱には頼れない状況なんです…」”…ふむ、それで陰陽部の方に行くのかな?”
「はい、でも…う〜ん、なんと言いますか…まぁいいや!実際に会いに行った方が早いし、ちょうど到着です」「………」
辿り着いたのは風流な建物、平田屋敷ほどではないが、それなりの大きさの屋敷があった
「………ここか」「はい、百鬼夜行連合学院のなかでも特に重要な施設…この奥に陰陽部の部室があります」
「…陰陽部…」
陰陽師と呼ばれる存在がその昔日の本にいた、という話は聞いた事がある
もし伝承通り化け物を呼び出せるのであれば…怖気消しは足りるだろうか
「…うぅ…何度来ても胃が痛くなる…」”…大丈夫?でもなんで胃が…”
「陰陽師はかなり腰が重くて…何を言ってもなかなか動いてくれないんです。そもそも実際に対処するのは百花繚乱の方で…陰陽部はどちらかと言うとその裏方…まぁバランスを保つため存在しているようなもので…」「………」
どうやら狼達を見て襲撃だと勘違いされなければなんとかなりそうだ、と狼はそっと怖気消しを懐に戻した
「あいつら、何が起こってもニコニコしながら「私たちは権限が〜」なんて言って…特にあの部長!」
「こっちがクレーム入れてもいっつも書類でだせってそれじゃあ遅いの!受理される頃には解決してるの!」
「官僚制!?官僚制なの!?なんでそんな動き遅いのよっ!」「……随分と苦労しておるな」
「…ふふっ、でもそれも今日まで…」「……?」
「そう言う態度をとっても、こっちにはシャーレの先生にその護衛…先生さえいればあの重い腰を上げさせる事だって…最悪の場合は…」
「………はっ!?あーっと…し、シズコ、お話聞いてくれるか心配…」”…そろそろ取り繕わなくていいよ?”
「…は、早く入りましょう!」「……うむ」
なぜか義父を思い出した狼であった
シズコがガラ、とドアを開けると…
「ようこそ、待ってたよ」「……なんと」
目の前にいるのは珍しい青髪の少女。だがそれとは別に…
「……鬼だと」「…私の事?」
まさしく鬼の角が2本、額に生えていた
”狼、この子は大丈夫だよ”「……………」
「…チセ、今待ってたって言ってたよね?」「うん、部長が来るって」
「可愛い大人と、オオカミさんと、タヌキさん」「だっ、誰がタヌキよ!」
「……なぜ俺の名を」「…そうなんだ」「……?」
「とりあえず、チセ、あのなんでも知ってるみたいなそぶりの部長はどこ?」「部長?えっと…確か…」
チセがうん…とうなり、ハッと気づいた表情をとる
「確か、飼うなら黒猫がいいって」「…は?」”多分ペットの好みを聞いてるんじゃないと思うよ…?”
「はぁ…全く…それで、部長はどこ?」「…部長?今日はもう…」
「下校しました」「え」「…………げこう?」”げっこう?”
「そう、また明日」「……え、いやまだお昼よ?どういうこと?」「……」
「どうしてだと思う?」「なんでそれを私に聞くのよ!」「……病に罹ったのかもしれぬ」
「うぅ…よりによってこの時期に…」”ねぇ、チセ。私達が訪ねてきた理由は…「知ってる」え?”
「桜花祭の邪魔者の件、でしょ?」「……それすら、知ってたか」
「うん、部長が言ってた。助けれないけど代わりに、修行部に行けばいいよ。そう教えてって」
「………修行部…だと?」「クレーム入ったの。街うるさい、茶屋壊されてるって。それで部長が言ってた
「一つでダメなら二つかけてみなさいって」」”なるほど…桜花祭の邪魔者にうんざりして茶屋が壊された事に怒ってる部活があるんだね?”
「うん、そう」「よ、よりによって修行部…仕方ないかぁ…チセ、もし部長が戻ってきたら連絡して。それじゃ先生、狼さん、いきまsy「待って」もう!今度は何!」
「オオカミさん」「………なんだ」
チセが狼に話しかける
「オオカミさんは、鬼と会ったことがあるの?」「………ああ」
「どんな鬼?」「……泣いていた」「泣いてたの?」
「…………ああ、泣いていた」「そう、ありがとう」
「…チセ、もういい?」「うん。もういいよ」
「それじゃあ行きますよ!先生、狼さん!」「…うむ」”チセ、ありがとうね〜”
「行ってらっしゃ〜い」
3人が戸を開け、出ていく
「……泣いてるより、笑ってる鬼…笑い鬼?」
ぽつりとつぶやいたその言葉は、風に舞い散る桜の花びらとともに消えていった
〜百鬼夜行、商店街への道中〜
「にしても…修行部かぁ…」「…なんの…修行をしておるのだ…?」
「修行の内容?碌でも無いものばかりですよ。寝ながらジグソーパズルしたり」”…え?”
「素敵なレディーになるため街のチンピラ退治したり」「…身を守れるのは、良いことよ」
「大和撫子としての嗜みとか言って、読心術極めようとしてたり…」「…大和撫子だと…??」*1
「まぁ、そんな変人の集まりですよ」”なんだか混乱してきた…”
大和撫子。まだその言葉があるとは……さて、どのような女性か…読心術を使われればとても厄介なことになるかもしれない
狼がそんなことを考えていると…
ドカアアァァァン!!
「なっ!?」”やばっ!?近い!”「うわっ!ケホッ…こ、今度は何!」
「はははっ!魑魅一座、再び参上!」「今度こそ祭りを台無しにしてくれる!」
「まーた魑魅一座!懲りないわねぇ!」「……賊共が…斬ってやる」
狼が刀を抜き、シズコが武器を構える
「もう!こうなったらとことんやってやるわ!」「……」”あーもうめちゃくちゃだぁ。とりあえず戦闘準備!”
「……参る」”狼、殺しだめ、絶対!”「……わかっておる」
そうして人数不利での戦闘が始まった
ここまで読んでくれてありがとうございます!
おかしいな…もう春休み終わって学校だと?
…うっうあっあっああああああ!!!
次回、お楽しみに
狼「銃…か…」
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新たに調達するべきか…
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このまま使い続けるべきか…
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先生殿に聞いてみるか…
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…エンジニア部…とやら…うむ…
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イズナに聞くか……