…最近、アイディアが思い浮かばず書くのが遅れている…修正しなければ
一鍵様!雅やか英雄様!誤字報告ありがとうございます!
それではどうぞ!
〜百鬼夜行、百夜堂〜
4人の人影が百夜堂へと入る
「ああ…疲れた…にしてもまたよ、また!桜花祭が始まってから何度も魑魅一座の奴らが悪さする!」”魑魅一座…って何者なんだい?”
「
「確かに以前から問題児だったとは言え、こんなに積極的に動くのは……「……」
隣で3人が喋ってはいるが、今の狼には全く聞こえていない
狼はいまとても混乱…いや、思考している
茶屋で聞いた昔話…もとい、隻眼の忍びと呪いの御子
呪いの御子はまだわかる。間違いなく九郎様の事であり、呪いとは竜胤のことであろう。竜胤は呪いと言っても差し支えない力だ
だがなぜ隻眼なのか?己の目は潰れておらず、腕がなくなり隻腕である
なぜ…と考えているその時
「で、先生。結局この人は誰なんです?」”えっとね、私の護衛なんだけど…今日は休みとってて出勤してない扱いなんだけど…”「………?」
狼は思考をやめ、話を聞く
“狼、自己紹介って…できる?”「………狼だ」
「ええと…狼さん…ですね?」「…………」”うん、狼は私の護衛なんだけど…あんまり喋るのが好きじゃないんだ”
「なるほど…お頭の護衛、つまり盛大におもてなしするべきデスネッ!」「……先生殿」
“ん?どうした?狼”「………先生殿は…」
「…いつから、お頭になったのだ…??」”いやなってないよ??いや意味だけで言えばある意味シャーレのお頭…じゃなくて、私は先生!ノットお頭!”「お、お頭じゃなかったのデスカ??」
「話がややこしくなる!はい!一旦終わり!」「…一体こいつは何が起こってるんだい?」
「あっ会長!」”へ?会長?”「……お主は…」
狼と先生がシズコが向いている方を見ると
「どうも、百鬼夜行の商店街の会長、ニャン天丸だよ」「……いつの間に…」
「そりゃ今来たばっかだからね、色々な場所が襲撃されているんだろ?」「はい、魑魅一座がなぜか暴れて…理由もわからず…」
「……知ったこっちゃないが、色々気に食わないんじゃないか?」「色々…一体何が気に食わないんでしょうか?」
「さあね…でも」
会長が目線をテーブルの上に置いてある装置に動く
「これじゃないかい?新たな試み…とかで、百夜ノ春ノ桜花祭の最後に打ち上げる伝統的な花火を変えたと聞く」「はい…今回の桜花祭のために特別に準備したんですよ」”これが、その新たな試みの?”
「はい、これはミレニアムのエンジニア部にお願いして作ってもらった装置です」「実は、この装置が到着したのは一昨日だったんデス」「ん?一昨日に?」
「はい、何やらエンジニア部で事故が起こったらしく…部室が爆発して一部の重要データや設計図が飛んだとか…」「…………」
なぜかまたクックック…と笑い声が聞こえたきがした狼であった
「話を戻すと…これはホログラムで花火を打ち上げる装置なんです」「環境にも優しいspecial でniceな装置と聞きマシタ!」
「…す、すぺ…ないす…?」”……やっぱ先に現代社会というか勉強させるか…?”
「…金のかかってそうな機械だな、なんにせよ何かが変わるのを受け入れられない人もいる…それで邪魔してるんじゃないか?」「そ、それだけで邪魔するなんて…」
“…まぁ、全員が受け入れられるわけじゃない、どうしてみんなが面白いって言ってるゲームやアニメに低評価がつくのか、みたいなもんだし”「……」
「ま、今言ったのもあくまで推測…儂も今更、このことを蒸し返したいわけじゃあない、気に食わなんやつもいるだろうな、っていう例えだ」
「もしかしたら、他の要因があるかもしれない、暴れたいだけ…他にも学生なのに金を使いすぎだ…とか」「……?」
「はい…でも、私達だって趣味や道楽でやってるわけじゃない、全てはお祭り運営委員会として、桜花祭を素敵なものにするために!そう自信を持って言えます!」「ハイ!お祭りというのは毎年どんどん楽しくなっていくべきデス!」
「…ふん、そうかい、じゃあそうなるように頑張りな」
ニャン天丸がぶっきらぼうに言う
「そうやってぶっきらぼうですが、会長はいつも手伝ってくれてるの知ってますし、今回の桜花祭でも色々と心配してくれてますもんね」
「フィーナ知ってます!「ツンデレ」って奴ですね!」「ち、ちがうわい!」
「つ、つん……ああ、確か砂狼殿が…」「それで、どうするつもりなんだい?」
「そろそろ止めないとあいつらが祭りをめちゃくちゃにするぞ」「……全員殺せば良い」
その言葉を聞いた4人が狼を見る。そして狼は失言を悟った
「こ、殺すのかい?」「……すまぬ、忘れてくれ」「いやいや、忘れれませんよ、なんでそんな物騒な…」
“………ねえ、狼”「…なんだ」
“もしかしておはぎ食べようとして邪魔されたの、怒ってる?”「…………………………………………言えぬ」
“絶対そうじゃん、その間は”「まて、おはぎが食えなかったって?」
「あ、会長、魑魅一座のやつら、九郎茶屋を襲撃したんです!」「なんだって!?九郎茶屋を!!??」
「はい、幸い建物はなんとか直せそうですけど…売り物のおはぎは全部やられたみたいデ…」「ば、馬鹿な!九郎茶屋はこの百鬼夜行でも由緒ある店…そこを襲撃するとは…!!」
「はい、幸い歴史的に価値が高いものはすでに博物館に保管されていたようデス」「建物は…確か拡張された部分が壊滅して当時からある方はほぼ無傷らしいです」
「……腸が煮えくりかえそうだ」”珍しく狼がキレてる…”
「…先生殿、そう言えば賊どもに妙な輩がいた」”妙な輩?”
「……狐の耳と尻尾を持った、忍びがいた」”へぇ〜狐の耳と尻尾を持った忍び……ねぇ”
“………え?イズナ!?”「……知り合いか」「…へぇ、忍びねぇ…馬鹿なもんだ、今の時代に忍びなんて。漫画の読みすぎってやつだ」
「………」”イズナ…なぜ…どうして…えぇ…(困惑)”
「と、とりあえず殺しは無し…絶対ダメ…」「も、もし人殺しなんてしたら…フィーナ、怖いデス…」
「それで?殺しは無しでどうやって止めるんだい?」「うーん…あ、別にシャーレだけじゃなくて…」
「先生!」”ワ、ワァ…ってどうしたの?シズコ”
「先生、私にいい考えが…他の委員会に手助けしてもらおうとおもうのです!」”おお、いいじゃんちなみにその委員会は?”
「それはあっちに行ってから話します、先生、いきましょう!」”分かった、狼、行くよ”「……ああ」
「んじゃ、俺はこの辺でおさらばするよ」「はい!会長もありがとうございまシタ!」
4人は会長と別れ、あるところへと向かった
〜百鬼夜行、どこかの廃墟〜
「……色々聞きたいことはあるが、まずは失敗の理由から聞こうか、魑魅一座。今日中に祭りを中止させるはずでは?」
「大金を払って聞きたいのは「できませんでした」じゃないぞ」「そ、それはその…イレギュラーが発生したと言うか…」
「あのシャーレの先生です!あいつが指揮してたんです!」「そ、それと…あの刀持った渋柿色の男…」
「……シャーレの先生に、渋柿色の服に刀を持った男だと?」「はい、刀を持っていました!銃弾をいとも簡単に弾き、銃や手裏剣を使っていました!」
「……イズナ殿まで何を言っている、そんな奴数で囲んで叩けば勝てるだろう」「以前、言ってましたよね」
「イズナが頑張って命令を遂行していれば、いつかお話のような忍者になれると!イズナが生涯仕えるべき主君とも出会えると!」
「……ああ、確かそう言った気がするな」「イズナはまさに、そんな人に出会えたかもしれません!先生はイズナの夢を応援してくれました!」
「…ほう、それで?」「でも、話を聞く限り邪魔者達と先生が一緒にいたと…どう言うことでしょうか?」
「……はっ!もしかして先生は騙されているのではないでしょう!」「……まぁ、それはまだどうでもいい…問題は別だ」
「なぜ貴様らは九郎茶屋を襲ったのだ!」「な、なぜって九郎茶屋はそれ目当てで来る奴らもいるし、営業できなくすれば祭りに人も…」「馬鹿者がぁ!」
「いいか!九郎茶屋はその昔、480年も前に創業、その時代はあの御神木がそこらの桜と変わらない大きさからあったと言われる茶屋だ!歴史は古く、価値も高い!」
「幸い、歴史的価値のある物や店本体に傷はつかなかったが…下手すればお前ら全員豚箱行きだぞ!」「そ、そんな場所だったのですか!?」
「まったく…まぁいい、まだなんとかなるレベルだ、大目に見よう…ただし仕事はしてもらうそ」
「は、はいっ!次こそは祭りを中止にさせてやる!」「ご心配なく、今度こそ先生を止め、真実を教えてあげます!そしてあの渋柿色の服の人…あの人もイズナが止めます!」「…そうか、まぁいい…任せたぞ、イズナ殿」
「はい!お任せください!ニンニン!」
そうして魑魅一座とイズナが廃墟から出る
「…………九郎茶屋を襲撃するとは、あいつらはよっぽど馬鹿らしい…全く」
その呟きを聞いた者は誰一人いなかった
ここまで読んでくれてありがとうございます!
世間ではブラボの精神的続編が出る!と話題になっていますね
…SEKIROの精神的続編も…期待していいのか?
次回、お楽しみに
狼「銃…か…」
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新たに調達するべきか…
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このまま使い続けるべきか…
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先生殿に聞いてみるか…
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…エンジニア部…とやら…うむ…
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イズナに聞くか……