主を失った狼、透き通る世界に行き着く   作:けんどーさん

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前回どうしようもないミスをしてしまいました

該当場所は削除、修正しました。ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません

そして遅れて申し訳ない…

以下に感謝を

ボンドルド大好き様!評価9ありがとうございます!

雅やか英雄様!白灰利独様!誤字報告ありがとうございます!

それではどうぞ!


百夜堂、そして忍びと忍び

〜百鬼夜行、第七商店街〜

 

「百夜堂と言えば、あの有名な喫茶店だね」「いちご大福やお団子、よもぎ餅なんかは絶品でねぇ」「まぁ九郎茶屋とどっちが美味いか競争してる、って話もあるが…何よりなのは」

 

「「「シズコたんの可愛い笑顔!」」」”な、なるほど…教えてくれてありがとうございます。それで、百夜堂って何処に…?”

 

イズナと別れたあと、先生は道行く人に百夜堂は何処にあるかを聞いていたが、みんなして「シズコたんの可愛い笑顔!」と言う台詞を何十回も聞いた末に、親切な生徒によって案内され、ようやく辿りついた先生であった

 

“ここが百夜堂か…道案内してくれてありがとう”「ああ、構わん。これも百夜堂のため…ここの饅頭はぜひ食って行ってくれ…さらば」

 

“ようやくついた…せっかくだしお饅頭食べてみようかな”

 

先生がそう言ってドアを開けると…

 

「お頭ァァ!ようこそいらっしゃいマシタッ!わざわざシャーレ組からいらっしゃると聞いて、このフィーナ、心よりお待ちしておりマシタァァッッ!」”え?なんだって?”

 

「ちょっとフィーナ、先生が困ってるでしょ!」”う、うん…わりと真面目に困ってる…お頭って…”

 

「エ、でも…先生が来たらビックリするぐらい盛大にお出迎えの挨拶を、ってさっき委員長が」「いやいや、それあくまでも第一印象…例えの話!」

 

「第一印象は大事なの!それだけで大体人はこの人は〜とか決めるの!だからとびっきり可愛く挨拶して先生の第一印象を…」

 

“…どこからツッコミを入れればいいのかな?”「あ」

 

メイド服と和服を混ぜた様な格好の少女がやっちゃった…と言わんばかりに固まる

 

「え、えっと…今のは…その…テヘペロ!」”テヘペロ!じゃないでしょ…”「そう!じゃなくて…よし」

 

「いらっしゃいませ!先生!百夜堂へようこそ!にゃんにゃん!」”…確かに可愛い笑顔だな…ていうか…にゃんにゃん?”

 

「えへっ、では中へご案内します!フィーナ、一名様!」「はい!不肖フィーナ、全力でお頭をおもてなしいたしマスッッ!」

 

“う〜ん、お頭って…たしか裏社会というか…反社というか…まぁいっか”

 

先生は2人の生徒にお出迎えされながら店へと入こうとしたその時

 

 

ドカアアァァァン!!

 

 

“え!?なになに?敵襲か!?”「ッッ!お頭!敵襲デス!いきましょう!」

 

“あ、もしかして相談したいことって…”「あいつらまた来た!もぅ、今度はどこよ!」

 

“とりあえず爆発したとこへ行こう!”

 

3人は爆発した場所へ走り出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜狼視点〜

 

 

「…………」

 

ぐぅ〜と腹が空腹だと訴える。これももはや何度目だろうか

 

「………………」

 

ズズ…と先に来た煎茶を飲む

 

「………ふむ」

 

おはぎとよく会うであろう茶の味…余計おはぎが食べたくなり、今飲むべきでは無かったと少し後悔する

 

「………まだか」

 

まだ、おはぎは来ない。きっと今急いで作っているのだろう

 

今かいまかと待ち続けるうち、ついにその時はくる

 

「お待たせしましたー!ご注文の当店自慢の狼塩餡のおはぎです!」「…おお」

 

コト、と目の前におはぎが乗せられた銘々皿が置かれる

 

「ごゆっくり〜!」「……」

 

狼はおはぎを掴む

 

「……これが…九郎様の…」

 

見た目はもちろん、重みも、大きさもほぼ同じ

 

「………いただきます」

 

先生から教わった食事の前に、食べ物への感謝を伝える言葉を忘れずに唱え、狼はおはぎを口へと運ぶ

 

あと少しでおはぎが口の中へ…その時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ!?」

 

突然、己の勘が危険だと告げる

 

 

 

 

そしておはぎを皿に戻す暇もなく…

 

 

 

 

 

 

ドカアアァァァン!!

 

バリン!「ぐっ!」

 

狼の目の前にあったガラスが割れる

 

「やあやあ、我らは百鬼夜行の路上にたむろする魑魅一座!」「その名も、魑魅一座・路上流!」「ふはははは!撃てぇ!撃てぇ!」「ご要望通り壊しまくれぇ!」

 

 

何者かが何かを喋っているが、そんなことはどうでもいい

 

「……」

 

ふと、手元を見る

 

 

そこには、ガラス片まみれで到底食べれなさそうなおはぎがあった

 

「…………」

 

銘々皿にあるおはぎも同じくガラス片まみれであり、煎茶の入った湯呑みは爆破の衝撃で倒れ、中身が溢れている

 

「………………」

 

狼はス…とおはぎを皿に戻すと…

 

「………許さぬ」

 

楔丸を抜刀し、義手に仕込まれている手裏剣を一枚抜き…

 

「ん?なんだあいつ、刀持ってないか?」「ていうか左手…あれ手なnあだっ!?」

 

一番近くにいる魑魅一座の顔面に手裏剣を投げ、怯んでいる隙に…

 

「……」「うぎゃあ!?」「!!なんだこいつ!早い!」

 

一瞬で踏み込み、突く

 

「くそっ!これでも食らえ!」

 

おかめの面を被った魑魅一座がガトリングを構えるが…

 

「………」「いだっ!?」

 

狼は一瞬でシャドウファングを抜き、撃つ

 

撃たれた弾丸はおかめの面に穴を開け、撃たれた魑魅一座は倒れる

 

「おい!こっちに刀と銃もった変なやついる!来てくれ!」「おい!忍者、出番だぞ!」

 

「……なに?」「わかりました!」

 

まさか、忍びが居るのか?

 

俺以外に?

 

 

 

そう考えた狼の目の前にシュタッ、と何かが現れる

 

 

 

「忍者イズナ参上!いざ尋常に!」「……参る」

 

 

 

こうして、決して交わることのなかった2人の忍びの戦いが始まった




ここまで読んでくれてありがとうございます!

……どうしよう、やっちゃった!

っぱ見たいよね!忍び(熟達)と忍びの対決!

……イズナってどう戦うって書けばいいんだ…

なんとなく分かるけど…イズナ持ってないからよくわからないのだ!

次回、お楽しみに
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