岩手県教委が宮古市に整備する宮古商工高と宮古水産高の一体型校舎の利用開始が、予定する2027年度当初から遅れる見通しとなった。資材や人件費の高騰、人手不足などで入札不調となり、工事費を再積算している。県立高の次期再編計画(26~35年度)当初案に校舎整備後の28年度、宮古水産への県内の水産系学科・系列や調理師養成施設の集約を盛り込んでおり、影響を最小限としたい考えだ。
県教委によると、不調となった7月の入札は価格高騰に加え、現場作業員を確保できる業者が限られることが影響したとみられる。総事業費は、再積算を経て現在の118億円から膨らむ見通しだが、工期への影響を抑えるため計画の大幅な見直しはしない方向だ。
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